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【 11月2日 重い一日 他 】
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【1】11月2日 こんな重い一日はかつてなかった

● 国会議員になって17年が経つが、こんな重い1日があったろうか。93年6月18日、自民党を離党したあの日も金曜日だった。それに匹敵するくらいの重みのある1日だった。年金流用禁止法案の参議院可決、多数決による証人喚問決定、そして連立拒否。いずれも、新聞の一面トップになるような出来事が同じ日に立て続けに起こったのである。その渦の中心にいられたことだけでも、政治家冥利に尽きるような気がする。

● まず、年金流用禁止法案が参議院本会議場で可決し衆議院に送付された。野党提案の法律が可決されたのは14年ぶりだそうである。しかし、その時の第一党は自民党であった。そして消費税反対で公明党を含む非自民の各政党による合従連衡が、14年前の結果だった。野党が第一党であり、合従連衡ではなく、野党第一党主導のもとに可決した議員立法ということになれば、今回がおそらく明治から始まるわが国の憲政史上初めてのことである。

● マスコミは政局話が好きである。したがって報道の主力は、どうしても「連立」話の方に行ってしまう。しかし個人として、日本政治史全体の立場から言えば、年金流用禁止法案が成立したことの方が意義はさらに深いように考えるべきではないか。とにかく「132対95」の数字の持つ意味は甚大である。

● 以下は、その日の午後2時に行った参議院国対委員長としての記者会見の概要である。民主党公式ホームページからそのまま再掲した。この日の自分の動きなどが端的にまとめられているので読んでいただきたい。


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