■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【 茶番劇の総理選出 他 】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【1】茶番劇の総理選出

● 福田・麻生の茶番劇を延々と映し出すテレビメディア。そろそろ食傷気味になっていた昨今だったが、とうとう本日、福田康夫氏が総理に選出された。

● 総裁選挙のさなかで、参議院選挙の真剣な敗北の分析がなされたことは一度もなかった。敗北の総括を徹底しなければ、進歩は絶対にない。私はそう信じている。総裁選挙をやるならば、自らの傷口に塩をすりこむような、痛みを伴う自己分析が必要である。それが行われなかったのは、自公両党にとってはもちろんのこと、国民にとっても不幸である。

● 小泉総理は、「改革」という名の競争政策を唱えた。安倍総理になって、その痛みから国民の視線をそらそうとして、「美しい国」「戦後レジーム」といった独りよがりの媚薬を添加した。福田総理は、「改革」を続けながら、「自立と共生」を持ち出してきた。相変わらずのその場しのぎ。表面的な取り繕いを続けている。

● 70歳から74歳の医療費負担アップを決めておきながら、これを撤回。障害者の自己負担を求めながら、これを凍結。臆面のない、恥を知らないひょう変ぶりにはあきれ果てる。

● あるいは、これが本来の自民党の姿なのかもしれない。羊の皮を巧妙に被った狼こそ、より強く警戒すべきではないか。


この続きはホームページをご覧下さい。 → http://www.s-yanase.com/