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【 遠藤農水相の問題は奥が深い 他 】
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【1】遠藤農水相の問題は奥が深い

● 遠藤農相が組合長理事を務める農業共済組合が、共済掛け金を国から不正受給していた問題が焦点となってきた。

● 昨日もマスコミから様々な取材があり、参議院で問責決議を出すのか等の質問があった。国対委員長という立場では、答えたことがすぐ党の方針として報道されてしまうので、党の方針が確定していない段階では、即答はできないと答えた。しかし、この問題は、単なる「政治とカネ」の単純な論点にとどまらない、根深い多くの重大な問題点を持っていると考えなければならない。

● この問題には、いろんな切り口がありそうだ。

1.安倍政権の人事面での管理能力は、前回と同様、今回の改造でも最低レベルであった。

2.「政治とカネ」の問題に汚染されていない、クリーンな自民党政治家を探すことは、内閣の総力を結集してもかなり困難そうだ。

3.会計検査院の指摘でも、国会議員がトップにいれば、無視できそうだ。(怖いはずの検査院も、国会議員には無力なのか。)

4.国会議員は不正受給の隠れ蓑として、かなり利用できそうだ。

5.国から巨額の補助金を受けとっている団体の理事長に、現職の国会議員が就任できるのは、おかしくないか。まして、所管大臣になったら直ちに辞任すべきではないか。

6.自民党政治家と農協関連団体の癒着構造が、この問題の大きな背景をなしているのではないか。


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