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【1】国民不在の政策転換は許せない。
【2】先週の定例記者会見から。(民主党hpから再掲。加筆訂正あり。)
【3】本日までの主な活動。
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【1】国民不在の政策転換は許せない。

●先週の衆議院予算委員会で、麻生総理は、突然、小泉内閣の郵政改革を
否定する発言を行った。さらに、「所管大臣としての濡れ衣を着せられ
たくない」ための発言であると、ご丁寧な註釈までつけたのである。

●なんという見識のなさ。何という節操のなさ。私は、総理大臣の資質を
これほど欠いた人物を、見たことはない。あきれ果てて、言うべき言葉を
失ってしまう。

●麻生総理の権力の根拠は、衆議院の3分の2という超巨大議席に他ならない。
参議院で、逆転されていても、かろうじて政権を維持できているのは、圧倒的な
衆議院での議席差である。この議席は「郵政改革断行」を争点にして得られた
ことは国民すべてが知っている。これを否定するなら、総理の座にとどまる
資格はないはずだ。ただちに国民の審判すなわち総選挙の洗礼を受けるべきである。

●さらに、小泉内閣にあっては、麻生総理は総務大臣であった。総務大臣は、
郵政改革の所管大臣。当時の最高責任者でありながら、実は内心では郵政改革には
反対だったなどと答弁する。これも、実に恥ずべき答弁である。政治は、
結果責任。あなたは、閣議決定の際に、署名し、花押までされたことをお忘れかと、
申し上げたい。閣僚は総理に対して連帯して責任を持つ。そんな議院内閣制の
本質も麻生総理はご理解されていないようである。

●もう一つ言わせていただけば、選挙の審判を受けずに、国民不在のまま、曖昧に
政策転換が行われることには、大きく警鐘を鳴らしたい。

● 政策に対する、明快な結果評価が行われずに、簡単に政策転換することを
認めてしまったら、どうなるだろう。失敗した原因の分析は、いつまでたっても
不十分。原因がわからなければ、改善方法も見えてこない。将来への教訓は、
結果として全く出てこない。学習効果はほとんど得られず、無自覚のまま失敗を
くりかえし、政治・政策の進化はあり得ない。

●こんな、過ちを延々と繰り返してきたのがこの国の政治である。
政権交代は、こんな悪循環を断ち切るための最良の処方箋である。

●麻生総理、もし郵政改革の方針を転換するなら、まずは民意を問うべきである。

【2】先週の定例記者会見から。 (民主党hpから再掲。加筆訂正は私。)

■2009/02/04
「第2次補正関連法案  与党は、まず参院で審議できる環境をつくるべき。」
簗瀬進参院国会対策委員長は4日午後、国会内で定例会見を行い、平成20年度第2次
補正予算の関連法案の取扱いについて語った。

 簗瀬国対委員長は、まず昨日、同日と開かれている衆議院予算委員会について触れ、
「(民主党議員は)大変いい質問をしている。政府の答弁の不十分さがいろんなところ
から出てきている」と所感を述べた。

 また、参議院は関連法案について引き延ばしを図っているわけではないとして、参議
院で審議をする時間を全く作らず、全閣僚出席の衆議院予算委員会の日程を職権で決め
た与党を批判。「中川財務大臣を与党が予算委員会に縛り付けている。まずはそれを解
いて、参議院でしっかり質疑できるすきま(時間)を作ることが、審議に入る最大の前
提だ」と述べた。


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