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【1】党大会での小沢演説。
【2】小沢演説の政策的なポイント。
【3】先週の定例記者会見から。 (民主党hpから再掲。加筆訂正あり。)
【4】本日までの主な活動。

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先週の19日(月)、そして明日の26日(月)、両日とも8:40に国対役員会が入り、
マンデーレポートは、結果として2週間実施できないこととなります。

国対委員長の職責上やむをえないことですが、とても残念。そこで2週間分の
報告を「号外」として発信させて頂きます。ご了解ください。

【1】党大会での小沢演説。まさに「わが意を得たり」。

●1月18日に、都内のメルパルクで民主党の党大会を行いました。
不要な演出をやめ、また総選挙日程が不確定のために、あえて新人の出席を
求めませんでした。きわめて簡素な大会でしたが、高木実行委員長がふれたとおり
まさに「質実剛健」。清清しい雰囲気の中で、歴史的戦いに臨むみんなの決意が
浮き彫りになったような気がします。

●私は、執行部の一員として地方代議員大会と本大会の二つに出席しました。
地方代議員大会は、かつてなかったほど建設的かつ前向きな質疑・応答が
行われたと思います。政権交代について、出席者のすべてが、その実現可能性を
実感するようになってきた、、、そんな印象でした。ただ、そんな雰囲気が上滑りして
はならない、「浮かれた」雰囲気が出たら絶対にだめだと言った自戒の発言も
しめとして出され、静かな昂揚の中で会は閉じられました。

●本大会の白眉は、なんと言っても小沢代表の演説だったと思います。内容も、
論旨の運びも、とても良かったと思います。

●特に演説の中に「人間」という言葉が再三登場したのは、わが意を得たりと
いった感じでした。
「人間の、人間による、人間のための政治」、
「人間の、人間による、人間のための経済」、
小沢代表の演説の中で、強調されたこのフレーズこそ、民主党が実現しなければ
ならない政治の根本に位置づけられるものだと思います。

●過剰な自由競争が、どれだけ人間の尊厳を傷つけてきたか。
過剰な競争政策が、21世紀の新たな「差別」を、政策的に導入してきたか。
ここが、政権交代による政策転換の、最大のポイントだと思います。

●小泉構造改革に象徴される、自民党政治の背景をなしているのは、
アメリカ型の競争政策であり、市場の自由、規制撤廃、民営化、これらを最優位に
おく考え方です。そして基本的な座標軸は「投資価値」におかれます。

たとえば会社は、法律の世界では人の集合体としての「法人」です。
しかし、アメリカ型の経済では、会社は、単なる投資対象でしかありません。

会社の主役は、社員ではなく、会社に投資する「株主」です。
会社の市場価値が下がれば、不採算部門はまず切り捨てておき、最後は
高値のうちに売り逃げればよいとされます。

人件費コストは、会社の投資価値を低める要因です。したがって、人員整理を
しやすいような法制度が望まれますし、人員整理をする会社は株価が上がり、
それを決めた経営者は高く評価されます。

こんな背景の中で、「正規」「非正規」という、働くものの分別が行われ、
非人間的な差別的労働法制が導入されていきました。


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