やなせ進の国会通信 No.826             2009/6/22
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【1】先週の定例記者会見から。
【2】先週の上がり法案
【3】先週の主な活動
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【1】 【先週の定例記者会見から】 (民主党公式サイトからの転載。 加筆訂正あ
り)

■ 2009/06/17
「このままでは官僚政治の助長につながる 総務大臣の兼務について簗瀬参院国対委員
長が批判」

簗瀬進参院国会対策委員長は17日午後、国会内で定例会見を行い、明日18日の国会
日程と、新総務大臣の兼任について認識を語った。

 はじめに簗瀬委員長は、明日は衆議院本会議で臓器移植法案が採決されると同時に、
総理出席の参議院厚生労働委員会が開かれるため、現在、国対委員長会談で時間を調整
中であると報告。明日午前には海賊対処法案、午後には国民年金法改正案や補正予算の
関連法案等の採決もあり、重要な一日になるとの見方を示した。

(母子加算の復活法案・父子手当ての新設法案を可決する)

 また、衆院に提出していた母子加算復活法案について、与党が審議に入らず、らちが
明かないとして、昨日16日に参院に提出し直したことを報告。5日に提出した児童扶
養手当法改正案(父子加算新設の議員立法)と併せて、来週にも審議のうえ採決を行い
たいと与党に申し入れたと述べた。

 そのうえで簗瀬委員長は、「残された国会会期の中で、母子加算復活、父子加算新設
のような、民主党の考え方を端的に現わす議員立法や委員会での集中質疑等を鋭意やっ
ていき、国会の審議を来たるべき総選挙につなげていく」よう、参院民主党としての総
選挙対応を指示したと明かした。

(安易な兼務を認める姿勢は、官僚主導型政治をさらに助長する)

 鳩山前総務大臣の後任として佐藤国家公安委員長が任命されたことに関して、計8つ
の大臣を兼務しているために日程が調整できず、総務委員会での所信聴取ができない事
態になっていることを明かした。かつての郵政と自治をあわせた総務大臣職だけでも一
人でこなすのは激務であるとの認識を示したうえで、「重い八つの職責を兼務で済まし
てよいのか。大臣は誰がなっても務まることを前提にしているかのような任命ではない
か」と批判。このままでは、大臣の監督がなくても役所が動けることを容認するようで
、結果として官僚主導型政治を助長することになりかねないとして、麻生首相の安易な
兼務を認める任命姿勢を厳しく非難した。

(船舶検査法案についての基本的な考え方)

 また、与党が船舶検査法案を提出する方針であることについて記者団に問われ、簗瀬
委員長は「海賊対処と同じく、シビリアン・コントロールの原則を確立する前に、現場
対応的な取り組みに走ってしまうことは危険だ」と指摘した上で、シビリアン・コント
ロールの本質は、単に文民が統制するというより、正当に選挙された国民の代表者に統
制を受けることであるとして、「民主的な統制」という言葉を使うべきだと述べ、この
「民主的統制」の原理を日本の法制の中にどう定着させていくかを、まず最初に考える
べきであるとした。


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