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【1】いま、このときしかない。
【2】鳩山内閣の基本方針
【3】先週の主な活動
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【1】いま、このときしかない。

●補正予算の減額、そして新たな概算要求と、鳩山内閣がいよいよ本格始動となった。
保守合同で自民党が誕生したのが1955年(昭和30年)。そのときの総理大臣が
鳩山一郎。以来、細川政権の8ヶ月を除き、常に政権与党の座にあったわけだから、
50年以上続いた政権の、超巨大な「負の遺産」との戦いが始まったわけである。

●大臣・副大臣・政務官のいわゆる「政務三役」は、まさに寝る間を惜しんで、
「負の遺産」との取っ組み合いを開始した。補正予算の減額、新たな概算要求と、
さまざまなハードルをクリアしなければならない。そして、官僚依存型政治の
根本を変えていかなければならない。気の遠くなるような難事業なのである。

●まさにこの困難さを実感として痛切に感じている第一人者が小沢幹事長であることは
いうまでもない。先週も友人の政治評論家から「議員立法を禁止する」といった
幹事長メールは、「国会議員の本来的な職務を禁じているので、憲法違反ではないか」
などの質問があった。もちろん、未来永劫禁止したわけではないし、例外も当然ある。
しかし、それ以上に積年の官僚依存型政治の垢の分厚さを考えれば、政権担当直後に
全力を注ぐべき対象を間違えてはならないのである。

● 議員個人の政策課題よりも、政党全体として国民から負託された大きな課題を
優先すべきなのは当然である。最大のエネルギーを集中すべきはに、官僚依存型政治の
変革である。私は、こんな見地から、小沢幹事長の指示はまったく当然だと思う。

●戦うべき相手は、実に広大である。日本の社会全体に広がった利権構造との戦いであ
り、
官僚たちは、構造に巻き込んだ国民を、矢面に立たせることも平気である。したたかで

懐柔が得意な彼らと対峙するには、わかりやすい真っ向勝負こそむしろ正解である。

●「いま、このときしかない。」政権発足直後のいましかない。この時期は、二度と来
ない。
決然とした対応が、内閣全体で示されなければならない。

【2】鳩山内閣の基本方針

●10月6日 箱根で参議院の民主党会派の研修会が行われ、私も当然参加した。
席上、総理補佐官の小川勝也氏、内閣府副大臣の松井孝治氏から、9月16日の
鳩山内閣の初閣議で決定された「鳩山内閣の基本方針」が懇切に説明された。

●日本の政治史上はじめての本格的な政権交代がおこったわけであり、その初閣議で決
定された基本方針であるから、その重要性は言うまでもない。官邸ホームページには、



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