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【1】民主代表に鳩山氏。
【2】「友愛」の意味。
【3】中谷メモ2 「税制改革はいかにあるべきか。」
【4】中谷メモ3 「アメリカ型資本主義」
【5】先週の定例記者会見
【6】先週の上がり法案
【7】先週の主な活動

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【1】 民主代表に鳩山氏。

●16日午後、ホテルオークラで開催された民主党両院議員総会で、
民主党の新代表に鳩山由紀夫氏が選出された。党所属国会議員は
221人。欠席1と白票1をのぞく、合計219名の投票の結果は、
鳩山さん124票、岡田克也さん95票。29票差で鳩山さんが新代表に
当選した。

●私は、鳩山さんに一票を投じた。その理由は、党内の結束をより強固に
できるのは彼であり、総選挙で自民党とのの政策的対立軸をより明確に
出来るのは鳩山さんと考えたからである。

●ただ、私自身は参議院国会対策委員長という三役の一人であり、
むしろ選挙後に挙党体制を速やかに作り上げることこそ、自分の
最大の役割と自覚していたので、鳩山陣営における役員就任などの
目立った活動は控えるようにした。また、取材に対して自分の投票の
方向性を明言することは避けた。

●今回、党員やサポーターの皆さんの参加を求める手続きがとれなかった
ことは残念だった。ただ、巨額の補正予算案が、審議不十分のまま自公両党の
力尽くで衆議院で採決されたのは先週の13日。いよいよこれから参議院で
の審議が始まる。そんな緊急状況なので、新代表の選出には一刻の猶予も
許されない。党内混乱を避け、可及的速やかに挙党態勢を再構築し、
政権交代のための最終戦争に照準を合わせるためには、やむを得ない判断
だったと考える。県連から送られた県内の各級議員や党員サポーターの意見を
参考にしながら、投票に臨んだ。

● 12時半からまず、両陣営各2名の応援演説、そして、候補者の立候補演説、
さらに福岡政之先生のコーディネートによる両人のディベート、そして投票
となった。結果は上記の通り。なによりも、良かったのは、両陣営とも、
選挙後の挙党態勢作りを最大限配慮しての気遣いがあふれていたことである。
鳩山、岡田両氏とも、マスコミがかなり意図的に、代表選挙の位置づけを
「小沢」「反小沢」の対決構図にしようとしていることを警戒していた。
そして共同記者会見でも、そのような質問には明快に否定した。
 本当の戦いの相手は、目の前にいる鳩山でも岡田でもないのである。
本当の戦いの相手は、自公政権なのである。このことを意識しながら、
さらには選挙後の挙党態勢を相互に認識しながら、両陣営とも非難中傷
合戦は厳禁としていた。その結果のさわやかな選出が行えたことが
何よりもうれしいことだった。

●一部のマスコミが、「亀裂が深まるかも」などと勝手な憶測をしているようだが、
ご心配は無用。鳩山新代表が先頭に立っての全員野球の姿が明日にでも明らかに
なると信じている。

【2】 「友愛」という理念の意味。

●「友愛」という言葉の意味を、もっと明確にするべきであるとの指摘がある。
その通りだなと思いながらも、この言葉を頑固に使い続ける鳩山さんの気持ちも
良く理解できる。そこで、自民党離党、新党さきがけ、96年民主党と、長年行動を
ともにしてきた後輩として一言註釈しておきたい。

●鳩山さんは、新自由主義の行き過ぎに対して、かなり早い段階から疑問を


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