一昨年の年末に白河へ旅行に行った際、昼飯までかかる城である白河小峰城に立ち寄りましたが、年末休暇で城内に入る事が出来ませんでした。

再び訪問する機会がありましたので、今回は是非…という事での訪問です。


桜🌸の季節なら最高の景観でしょう。



いよいよ城内へ。





東北地方では珍しい総石垣作りの城です。

改修を行なった丹羽長重の技術が盛り込まれています。


3層の天守閣を前に


正面の門から登城です


小ぶりながらも壮大な三層天守です。


天守閣の脇には『おとめの桜』がありました。

石垣の工事の際、何度も崩れてしまう…という事で、人柱を使おう‼️(この発想も現代人からすると理解できませんが🥲)となり、ある日の一番初めに城に来た人間を人柱にする事になりました。

当日、一番初めに来たのが父親に会いに来た工事主任の娘さんの『おとめ』でした。

工事主任はこっちに来るなと手で追い払うような仕草をして合図をしましたが、事情のしらないおとめにはそれが『来い』と見えてしまった様で、結局来てしまい、人柱にされてしまいました。

その場所にこの『おとめの桜』が植えられたという事です。

娘を持つ身としてはなんとも切ない話です🥲

この桜は2台目で、初代の桜は戊辰戦争で消失しました。




天守閣に入るとお約束の超急階段😅


至る所に戊辰戦争の際の銃弾の跡がありました。


天守閣の最上階にきましたが、非常に狭い。

城主はここで何をしたのか…気になります😄


北側の石垣ですが、東日本大震災の際に一部が崩れてしまった様ですが、しっかりと修復されていました。

この城は丹羽長重が徳川秀忠に命じられ、東北地方の大名に睨みを利かすために改築されました。

北側の防衛が重点的に作られています。


お城の見学の後には博物館の見学です。


改修を行なった丹羽長重の肖像画が。

何となく頼りなく見えるのは気のせいでしょうか


何故か達磨の肖像画も。

あのダルマのモデルらしいのですが、似てるのは赤いところだけ…


と、一年越しの希望がようやく叶いました。