金沢徒然日記

金沢徒然日記

日々金沢中を徘徊している暇人ぱんだが、つれづれなるままに加賀百万石の文化都市、金沢のことを書き綴ったブログ。金沢の観光スポット、神社仏閣、文化施設を深く深く掘り下げて紹介していきます。

加賀百万石の城下町・金沢(´Д` )。

歴史と文化が息づくこの街には、至る所に文学碑が置かれています。

本日ご紹介するのは、金沢の文学碑『能登』です。



金沢の文学碑 能登

こちらが『能登』の文学碑です。

金沢ふるさと偉人館前に設置されていました。


『能登』は杉森久英の自伝小説で、平林たい子文学賞を受賞しています。

杉森久英は明治四十五年(1912)に石川県七尾市に生まれました。

小説家・評論家であり、伝記文学の第一人者であると評されています。

昭和三年(1928)に旧制四高文科甲類に進学し、その後東京帝国大学文学部国文科に入学しました。

「杉森デンキ店」と称し、生涯で130人近くの伝記を書いています。

石川県美川町出身の作家・島田清次郎の生涯を描いた『天才と狂人の間』で直木賞を受賞しました。

他の作品に同郷の後輩である横綱の生い立ちを記した『天才横綱ー輪島大士物語』や風刺小説の『猿』があります。


以上、金沢の文学碑『能登』について紹介しました。

街を散策しながら文学に親しめるというのは素敵ですよね(´Д` )。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


参考:

・北國新聞社出版部編『金沢検定 攻略の基礎知識』北國新聞社、2025