金沢徒然日記

金沢徒然日記

日々金沢中を徘徊している暇人ぱんだが、つれづれなるままに加賀百万石の文化都市、金沢のことを書き綴ったブログ。金沢の観光スポット、神社仏閣、文化施設を深く深く掘り下げて紹介していきます。

加賀百万石の城下町・金沢。
この金沢の桜田町には「櫻谷神社」が鎮座している。


「櫻谷神社」
実はすでに2016年にはこの櫻谷神社に参拝していたのだが、当時は境内に案内板がなく、石川県神社庁のホームページにも情報がなかったため、他県出身のぱんだにとっては長らく謎の神社であった。
それが2019年になった今、たまたまこの辺りを散歩していたら神社の由緒書きが社殿のところに貼り出されているのを発見したのである。
実にありがたい。

社殿の由緒書きは「戸板村史」によるとのことである。
それによれば、当社の御祭神は瀬織津姫で治水神としてお祀りされているとのことだ。

藩政時代、当社の前は池沼となっており、葭の群生する狩猟地であったという。神社の境内は鷹狩の休憩地に定められていた。

櫻谷神社より南方、堤防の松の一列を通してみる白山連峰は、絶景であるとして画家の往来が盛んであった。
狩野明信が来た際、桜田屋竹次郎ほか数名が伏して一筆を乞うた。奔馬之額がこれであるという。

また西向之宮なる古跡があり、大正末期まで神社の例祭に引き続き、例祭が行われていたそうだ。

明治四十年になって大野湊神社に御祭神を合祀することになったが、昭和八年になって古老がお告げを聞き、神殿改築は村の一決するところとなったという。それで、本殿が新築され、拝殿は改築されて、鳥居・狛犬も配され、現在の形となったようだ。


「櫻谷神社」
御祭神は前述のように瀬織津姫。
大祓詞に登場し、いわゆる祓戸四神の一柱で祓い浄めの女神とされている。
人の穢れを早川の瀬で浄めるとされていることから、水神や治水神としても尊崇される。

当社の周辺はもともと池沼であったそうだから、治水神としての性格を持つ瀬織津姫が祀られるようになったのだろうか。
一旦は大野湊神社に合祀されたものの、その後またこの地に遷座されていることからも、地元の人々の深い崇敬がうかがえる。

参考:櫻谷神社の由緒書き