号泣した再放送 北野武のアンビリバボー | やなともそーやろーがあのブログ

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製薬会社をリストラされて舟券勝負師に転身しましたが負けすぎて引退しました

寿司職人の彼はある女性に一目惚れする。彼女は彼の素直で真っすぐなところが可愛いと思い付き合いはじめ結婚する。彼と婚姻届けを出して結婚生活がスタート。娘を授かって幸せは続いていた。しかし彼にはずっと秘密にしてきたことがある。それは一切文字の読み書きが出来なかったのだ。それをふとした時に知られてしまう。大切な婚姻届けも出生届けも悔しい思いで代筆を頼んでいたのだ。嫌われると思ってずっと隠してきた。彼は幼い頃内職で貯めたお金を学校でなくしたが先生に自分のお金であることを信じてもらえずそれからイジメにあうようになり小2で学校に行かなくなりひらがなもまともに書けなかった。母は他界、父とは血が繋がっていないことがわかる。15歳で家を出て文字も読めない自分をなんとか雇ってくれたのがお寿司屋さん。くる日もくる日も働き勉強する時間はなかった。意地悪な先輩はわざと難しい魚の漢字を注文票に書いて職人が魚の名前もわからないのかと馬鹿にした。読み書きが出来ないと人間扱いされない毎日。そんななかで出会ったのが彼女だった。彼女との出会いがすべてを幸せな方向へむかわせた。それなのにそんな彼女に嘘をつき続けてしまったことから別れを覚悟した。でも彼女は一緒に頑張ろうと言ってくれた。それから少しずつ勉強するもののなかなかうまくいかない。寿司屋に勤めあげ65歳からは彼は夜間中学に通いだす。夢中で勉強した。中学に通いだして数年後のあるクリスマス彼女はツリーのしたにある手紙を見付ける。そこには「君へ」と書かれた彼からの手紙。出会いから数十年経ってからの初めてのラブレター。これを書くために彼は夜間中学に通っていたのだ。そこにはたくさんのありがとうと最後に「今度生まれかわっても又君と出会いたいです」と書かれていた。
一文字一文字に大きな意味のある手紙。「僕の見つめる先に君の姿があって欲しい」ELTのBGMに号泣したアンビリバボーでした。