その昔、今で言うところの『リア充』であった若き日の我が叔母は、毎晩のように夜遊びを繰り返していた。


ついに堪忍袋の緒が切れた母親、つまり私の祖母がそのことを叱責したところ

「家族だと思うから、腹が立つんや!これからは、私のことは同居しているただの他人やと思って!!」と言い放ったという。


 それから、時は流れ、本日。


数年に一度の寒気が流れ込み、コタツから一歩も出られなくなっている私を、夫が冷ややかな目で見つめていたので


「人間だと思うから腹が立つんだよ。私のことは、これからは、コタツの部品だと思って!」と言い放ってやった。

なんて使い回しのきく名言だろう。


すると、夫は、

「何の役にも 立たない部品なんて、他の家具にはついていない。部品というからには、何かの役割があるんだ」と反撃してきた!


く、確かに…!!

と、納得しかけたが、いや、何の役にも立たないって、なんて失礼な!!