こんにちは。夢分析の心理カウンセラーyanagiです。
無意識が有する自律性というオートドライブ機能に、完全にお任せではよろしくない、と前回では書きました。
ところが・・・
それに矛盾するような言い方になりますが、一定の条件が整っていれば、無意識が持つ自律性に委ねてしまった方がいいように思えます。
その条件とは、『強い意志』です。
例えば、なんらかの悩みや問題を抱えている人が、それを解決したいと思っているとします。
ここで、無意識が自律性を有しているからといって、最初から自分では何にもしないし、心がけることもしないとします。
しかし、当然ながらそれでは状況は好転しません。
ところが、悩みや問題の解決をはかろうという強い意志があれば、
それに呼応して無意識も自律的に解決の方向に向かおうとするようです。
言いかえると『強い意志』を持った意識的な部分、つまり『自我』が関わり、一定の方向性を指し示すことがなければ、無意識は独自の論理で独走してしまう、ということです。
このことは、ユングのクライエントの３割以上が、いわゆる社会的成功者だったということからも理解できます。
社会的に成功するために必要だと思われる『強い意志』は、意識と無意識のバランスをとりつつ進んでいくにも役立った、ということなのです。
そして、そういう方向に向かうための手段・媒介になるのが夢やイメージなのです。
今かかえている問題に、夢やイメージは解決の道をしめしてくれます。
時には、あなたの『人生の意味』という宝物さえ教えてくれます。
夢やイメージを通じて問題を解決し、あなたの『人生の意味』という宝物をさがしてみませんか？
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