こんにちは

始まりがあれば終わりもあるのは当たり前なのですが、そんな日のことを全く考えてなかったので番組が終わった今も、終わったことが信じられない私です。

まずは…

釣りビジョン「五畳半の狼」をご覧くださった皆様、18年という長い間、本当にありがとうございました


こうして番組を長年続けることができ長寿番組になったのは、何より、、何よりも視聴してくださる皆さんがいてくれたからです。

心から感謝しています。

さて…


この畳部屋にお越しいただいたゲストさんは様々なジャンルのお仕事をされている方々だったので、毎回、異なる世界を覗かせてもらいました。

役所や漁協の方、カメラマン、作家、プロレスラー、芸人、ミュージシャン、アイドル、料理人、職人さん、学校の先生…普段なかなか話せない方々とお話させてもらったり、一生のうちにこんな経験できないんじゃないかなと感じるような貴重な経験もさせてもらい、とても勉強になりました。

そしてMC菅原正志さんのゲストさんに対する的確なコメントや、頭の中を覗きたくなってしまうほどの膨大な知識にはいつも驚かされ、尊敬しながら近くで学ばせてもらってました。

菅原さんじゃないとできないコメントだなぁと、いつも頷きながら感じておりました。

去年末までは生放送でお送りしていましたが、視聴者の皆さんのFAXやMail、イラストもいつも楽しみでした。



生放送だからこその、リアルタイムでのリアクション、すごく嬉しかったです。

生放送だからこその、ハプニングもありましたが。。。

読みきれないほどの投稿、忘れられない投稿、涙した投稿…皆さんの投稿にも心がたくさん動きました。

こうして、皆さんにも番組作りのお手伝いしてもらい盛り上げてもらっていたなぁと感謝の気持ちでいっぱいです。

そして。

スタジオチームのスタッフの皆さんとも、今回で最後でした。




番組を作るにあたって、たくさんのスタッフさんにも支えてもらいました。

フロアディレクター、アシスタントディレクター、タイムキーパー、カメラマン、音声、スイッチャー…

いつもCM中にドリンクを入れてくれるADちゃん、ラストは紙コップではなく、写真を貼り付けたお手製のスペシャルコップが…


この瞬間、既にグッときていました。

毎週木曜、顔を合わせていた皆さんに会えなくなるのも寂しいものです。。

個人的には、こんなに自分の人生に大きな変化をもたらした番組は初めてでした。

この番組に出会っていなかったら、私の人生は全く違う人生になっていたことは間違いありません。

過去のVTRにもあったように(丸々してましたね笑)、今から9年前に初登場させてもらった私は釣り経験が数回だったのでそれほど釣りのことはわからない状態でしたが、今やエサからルアーまで釣りを楽しむようになって、この番組を始めた当初は正直、そんな自分になることを想像すらしていませんでした。


特番「行け!ぎのっち」で釣りに触れさせてもらって、スタッフさんにも一緒に連れて行ってもらって、菅原さんに連れて行ってもらって、釣り仲間もできて、しまいには一人で電車で行くようにまでなっていて…

自分でもビックリです




いつの間にか、自分のスケジュール管理の中で「釣り」の優先順位がどんどん高くなっていって、無睡眠で釣りすることも多かったです。

それくらい釣りが大好きになっていました。

釣りには、本当にたくさんのことを教えてもらいました。

ただ単に釣るだけではなくて。

釣りをする上で感じることが、とても大きく深いもので。

生命を感じながら命をいただくことの大切さはもちろん、釣り仲間や船長に感謝の気持ちを抱いたり、一尾の魚で涙を流したり…


楽しく釣りが出来るような環境を作っている人たちや、魚の資源確保に尽力されている方が裏側にはたくさんいたり。

深い。

こうして多くの大切なことを学べたのはまず、この番組「五畳半の狼」と出会えたからこそ。

この番組を通して、釣り、ゲストさん、MC菅原正志さん、スタッフさん、視聴者の皆さん、釣り仲間、たくさんの方に様々な方向での釣りの魅力を教わり、

自分自身がどんどん変化していって…

そして自分自身が、近くにいながらにして、身をもってこの番組に大きな影響を受けていた一人でした。

人生を変えた番組でした。

そんな番組が毎週楽しみで、本当に本当に本当に大好きでした。




863回の放送で終了。

1000回を見るのが先か、私の結婚が先か、と密かに勝負してましたが。

結局どちらもない、予想もしなかったラストでした。

やはり寂しいです。

この感覚はなんでしょうか?

例えるならば、、、

長年の恋人と、大好きなのにどうしても離れないといけない感覚?

ちょっと違うかな?


菅原さんはもちろん、初代アシスタントの大田原久乃さん、二代目の小久保領子さん、番組マスコットのウルフ、番組に携わった皆さんが築き上げたものの上にひょっこり現れた三代目の私。

アシスタントとしては地図も漢字も苦手なので役立たずなところも多々ありましたが、いつも意識していたのは、“良いクッション材”になりたい。

一番はゲストさんに伝えたいことを全部お話していただくこと、それを菅原さんが補足しながら進行して、そんな中で私を介してよりわかりやすい内容になること…

そんなことを考えていたら結局、頷いていただけでした。


18年のうち半分しか携わっていない私がこんなに寂しいので、菅原さんやスタッフさん、ずっと番組をご覧くださった方はもっと思うところあるだろうなと感じます。

フィッシングショーなどのイベントや釣り場ではたくさん声をかけていただき、もはや電車の中や道中、食事中などプライベートでも声をかけていただいて、本当にたくさんの方が番組を見てくれているんだなぁと実感することも多く嬉しかったです。

皆さま、改めまして…

「五畳半の狼」をご覧いただき、番組を愛してくださって、本当にありがとうございました


最後の放送は…

Twitterと連動しながら、みんなで見てました。





ウルフも天国で見てくれているかな🐰

泣き虫な私は、最後の放送やSNSで皆さんのコメントを見ながらまた泣いてしまいましたが…

オンエアでは見られなかった放送後の秘蔵映像を作ってくれてましたので、釣りビジョンのTwitter見てみてください


ズルズルしてます。


この大好きな番組を背負って、4月から私たちはスタジオを飛び出します

リニューアル番組「参るぞ狼」に関しては、また後日、元気にお知らせしますので楽しみにしていてください🐰

「五畳半の狼」と同じくらい、いや超えるくらいの番組にしたい。

そうなるようにしなきゃいけないと、最後の放送が終わって改めて感じました。

今後ともよろしくお願いします🐟




柳野玲子