私は生まれも育ちも宮城で、今の仕事を始めたのも宮城だった。

宮城での仕事は、満足とは言えないまでも特に不満なく過ごしていた。

入社したてで、給料はそんなに高くなかったが高校の仲の良い友達のなかでは、良いほうだったし、当時スロットで小遣い稼ぎくらいは出来ていたからだ。

横道にそれるが、パチンコ、スロットはしっかりやれば勝つことが可能である。

じゃー今日勝って見せてよと言われると、1日辺りの回転数では、不づきもあるので難しいが、長い目で見れば勝てると言うことだ。

個人的に付き合いのある方には勝てる方法はいくらでも教えます。

※試すような冷やかしは勘弁してください。

本題に戻ります。

まぁそんなわけで、それなりに充実した生活を送れるようになったように見えるが実はそうでもなかった。

そう、勘の良い方なら気づいているかもしれないが、例の日程表である。

日程の半分くらいが勤務だったはず、嘘ではなかった。

しかし、半分の勤務ではなかったのだ…

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日程表には一ヶ月のうちやく半数に、ある記号が書かれていた。

意味もわからずたかさんにこう聞いた。

私『この記号なんですか?』

たかさん『記号の書いてあるところが仕事だよ』

私『え? 一ヶ月の約半分くらいしか記号ついてませんけど?』

たかさん『そうだよ、その記号の付いているところが仕事に行く日だよ』

私『超休み多いじゃないですか?これであれだけ給料もらえるんですか?』

たかさん『そうだよ、でもおまえが仕事始めてすぐにこんなにはもらえないよ、しっかりと仕事をしていれば将来はそうなってくるって事だよ。』

おわかりだろうか?この時点で私は就職する気満々だった。

私は自分のプライベートの時間がないと嫌だった。

仕事よりもプライベートを優先する人間だしほとんどの人は自分と同じ考えだと思っている。

出来ることならば、好きな人と好きなことをしていた方が楽しいに決まってる。

この仕事をすれば今までよりは少しマシになると思っていた…

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今の会社に入ろうと思った決め手が2つあった。

1、大きい会社だし、何より潰れる心配はない。

2、休みの多さ

1については、何も話す理由などない、前回も話したとおり小さい会社に勤めていたので、単純に大きい会社に入りたかった。

2が大きなトラップだった…

当時勤めていた会社で可愛がってくれる10歳上の先輩がいた

彼はとても気さくでちょっと短気だったが、一緒にいるのが楽しかった。

そんな彼の後輩にあたる『たかさん』(仮名)が今の会社で仕事していたのだ。

たかさんからの紹介で入社にする訳だが、まだ若かった私は良くバレーボールやフットサル、テニスのちょっとした大会に誘われ、その後飲みに連れて行ってもらい、たかさんとも仲良くなって行った。

そこで、転職を考えている事を告げると

『うちの会社に入れば良いんじゃないか?』

と提案してくれた。

その時見せられたのは、彼の手取り50万近くの給与明細と日程表だった。

給与、日程ともに魅力があったのだ。

その日程表にはトラップがあったとはしらずに…

続く…

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