虎南が入院しました。
虎南が入院しました。
今朝、主治医に紹介していただいたER動物救急センターに連れて行き、精密検査を受けました。
心配していた心臓の疾患は今のところ見あたりませんでしたが、レントゲンとCT検査の結果があまり良くなかったです。
すでに肺がダメージを受けていて6割程度しか機能していないことと、胸水が溜まっていることが発見されました。
胸水は普通の病院なら肺を傷つけてしまう可能性が大き過ぎて抽出出来ないくらいの量らしかったのですが、救急病院でその技術が凄い先生がたまたま担当の日だったので、奇跡的に抽出してもらうことが出来ました。
紹介してくださった主治医が「あの少量で抽出出来るのは本当に凄い技術」とおっしゃっていたので、相当凄い技術を要することなんだと思います。
しかし、胸水が溜まっていたことによって新たな可能性が出てきました。
『FIP』です。
FIPとは猫伝染性腹膜炎というもので、発症すれば致死率99%という恐ろしい病気。
※FIPについてはコチラ
今回は抽出された胸水でFIPの検査をすることになりました。
もしFIPの陽性反応が出てしまうと、現在の医学では治療法がないそうです…。
検査結果が出るまで数日かかりますが、1番恐れていた病名の可能性が出てきて涙が溢れてきました。
結果が出るまでの間にも最善を尽くすため、ステロイドの投与をすることになりました。
ステロイドは劇的に効果があるけど、その反面副作用もあり、それに生後3ヶ月の虎南が耐えられるかどうか…もし副作用に耐えられくて悪化してしまうと助かる可能性はほぼなくなると。
でも、ステロイドを投与しないとこれ以上手の施しようがなく、ただ弱っていって回復する見込みはないと。
もはや虎南の生命力と体力と、良い結果に結びつくたった数パーセントの強運に賭けるしかない状態で…。
治療しないまま連れて帰ることはもう出来ない状態なので、虎南を入院させることにしました。
帰り道はずっと涙が止まらなくて、帰ってきてからも涙が止まらなくて。
虎南が居なくなって空になった酸素室の周りを、何度もウロウロしてはニャーニャー鳴く虎次郎を見ると余計に悲しくて…。
とにかくFIPの陽性反応が出ないことと、ステロイドに耐えて回復してくれることを祈る事しか出来きません。
奇跡を祈るしか出来ない自分は何て無力なことか…
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