月夜に浮かぶ
満開の桜
気高く誇り高く
咲き誇り
見るものを魅了する

やがて
桜は散ってゆく
そして
美しい花が消えた桜を
もう見るものはいない

人間も同じ
栄華を極めたものは
やがて堕ちていき
誰にも相手にされなくなる

存在している
心の中で叫びながら
僕は
変わらず
生きていく

優しい言葉を金で買った
君はそう言ったね

つないでくれた手も
抱きしめてくれたことも
すべては金だと

一緒に歩めると信じて
あなたにつくしてきた
お金に困っても
そんなところ見せずに
あなたにいい服きてほしくて
あなたに美味しい食事をしてほしくて

後には何も残らない
消えていったお金は戻らない
君は別れ際に言ったね

当たり前に君の食事を食べ
気遣うことさえ忘れてた

わがままなのはあなたのほうだと
君は言った
やりたい放題
言いたい放題
振り回されて
泣いてきたのは
自分だと
捨て台詞はいて
僕の前から消えていった
まさかあれが最後だと思わなかった
君が空に行ってしまうなんて思いもしなかった

君の寂しさ
君の無言の訴えに
気づいてやれなかった
悔やんでも悔やみきれない

すまない

クリスマスは嫌いだ

異常なほどに盛り上がるイベント

ケーキを食べて

プレゼントをして

ばかばかしい


誰もが愛する人と過ごせるのに

誰もが愛する人とこの日を祝えるのに

僕にはそれがかなわない


クリスマスのイルミネーション

見れば見るほどせつなくなる


こんな日が存在しなければいい


君とクリスマスを過ごそうと約束したね

でも

君は来なかった

君は僕から遠く離れてしまって

僕らにクリスマスはなかった


今はもう手も届かない


24日も25日もなければいい

カレンダーから消えてしまえばいい

26日に早くなってしまえばよい

クリスマス7が過ぎ去ればいい

12月にはいるといつもそう思う


クリスマスは嫌いだ







冬の日に



君がそばにいてくれて嬉しい

君と共に過ごせる日々が嬉しい


だんだん当たり前になっていき

君の器にに甘えてしまった

八つ当たりもしてしまうし

ついきついことを言ってしまうこともあった


それでも君は何も言わなかった

だから当たり前になっていた


でも君は心の中にためていたんだね

僕は気づくのが遅かった


あの冬の日

君は突然僕の前から去っていった


そのときになって

僕は君という存在の大きさに気づいた

でも遅かった


君は二度と戻ってこなかった


冬が来るたびに

僕はいつも思い出す


君が再び戻ってくることを

今でも心のそこで祈ってる



疲れてしまいました

あなたに
その一言を素直に言えたなら
どんなにいいでしょう

共に暮らし
あなたに喜んでほしくて
家のことをしてきました
けれど、いつしかそれは当たり前になりました
感謝もされず
それでも続く毎日

私も外で働いていたのですよ
あなた一人が働いていたのではないのです

外でも家でも働き続け
エネルギーは切れました

ええ
そのサインはありましたよ
私が笑顔ながらも無言で訴えていた時期がありましたよ
あなたはただ無視しましたね
お礼の言葉や感謝の気持ちを要求するなど嫌ですが
もし、あなたから
あなたから一言言ってくれたら
あなたが優しい態度を見せてくれたら
それはわたしにとってのパワーになります
次への原動力になります
あなたは何もわかっていませんでした

当たり前にやりすごされ
あなたは外で楽しく遊んでいます
わたしはあなたを待っています

共に歩みたいのに
これ以上、
体も心ももちません 壊れていく自分を止められません

あなたがあの時に
気遣ってくれたら
今が違うでしょう

後回しにされる悲しみを
あなたは知っていますか
黙って笑って心で泣いている
そんな思いを感じたことなどないのでしょう

さようなら

幸せは目に見えなくて

失くしたときに

初めて

失ったものの大きさに愕然とする



思い出は僕の心の中に

今もあるけれど



果たして君の心の中にも

同じように

今も大切に残っているのだろうか



いくつもの季節を

ともに乗り越え

時に笑いあい

時にケンカしたけど

いまより前は全て過去

どれもが過去の幸せな思い出になっている



ゆっくりと

二人で同じように時を重ね

10年後

僕のそばにいてくれるかな

君は





いつからだろう

桜が嫌いになったのは


美しく咲き誇る満開の桜に

夢と希望をたくしたことが

かつてあった


少年時代

あの頃は純粋で

夢はいつかかなうと信じていた


だが現実は違う

卒業して社会に飛び出した僕

世間の風は冷たく

毎日が挫折の日々


桜は毎年、美しく咲くけれど、

あっという間に姿を消していく


夢もまた同じ

一瞬の喜び

そして その夢は

すぐに指の間からさらさらと消えていく


あとに残るのは

むなしさ

悲しさ

さびしさ


目をみはるほどの満開の桜

そうして

見るものの心をとらえては

姿を消していく

続くことのない一瞬だけの美しさ


それは僕の夢と同じ

とどまることがない


春なのに

僕の心は冬のまま

そこで時がとまってる

再び美しい花を咲かせる

その日まで、

僕はじっと耐えている









みんな口先ばかり



真に受けて 信じて


信じただけに傷ついた



口先ばかりの


ホラ男


そんなやつらばっかりだ



口約束は


その場のでまかせ


そんな人間たちに


ほとほと


あいそがつきた






いつも

僕のそばには

犬のチビがいた

茶色のヨークシャテリア

小さかったからチビ!

まん丸の目がいつもくりくりとかわいかった

僕の後ろを

いつもどこでもついてくる

邪魔だと感じて

イライラしたこともあった

でも

チビは一向に気にしない

気づかないのか

気にしないのか

わからないけど

僕が寂しいときには

そばにいて

僕が不機嫌でも

やっぱりそっとそばにいる

そのチビがこの世から消えた

別れは突然やってきた

いなくなって

初めてチビの存在の大きさに

気づかされた

チビはいつも

傍にいてくれた

僕はチビに何をしてやったろう

邪険にしたこともあったのに

チビは怒りもうなりもしなかった

ただ嬉しそうにしっぽをふって

いつも

にこにこと

僕のそばにいた

近すぎて

見えなかった

どれほど僕の支えになっていたか

もっと大切にしておけば

もっと愛してやればよかった

今はもう言うことも

できないね

ありがとう

って言葉を

一言そういって

チビをなでてやりたいのに

今はもうここにはいない

近すぎて

気づかなかった

ごめんね チビ

いつもそばにいてくれて

ありがとう


長い道のりは

振り返ってみると

意外とそうでもないものだと

この年になって気がついた

苦しいときは

まるで

永遠に続くかのように

毎日

つらくて泣き暮らしたっけ

こんちくしょう

そんな言葉が

なんども口からでそうになった

それは

やりきれない世間への怒り

思い通りにいかないことへの不満

言いたい放題のやつらへの一言

そして

どうにもできない自分への情けなさ

世の中思うとおりになんか

めったにいかない

理想は見事に打ちくだかれ

望みは はかなく消えていく

それでも

わたしたちは

生きていく

何のために?

冷たい風にさらされながら

思い描く未来をつかむこともできず

目標に届くこともできないで

挫折していく

それでも

食べて 息して 生きている

自分の存在価値が見出せずに

もがき苦しむ

誰も助けてくれない

ついには

誰も信じなくなった

話していても

うわべだけのつきあい

今度こそはと願って裏切られて

だから

始めから人間に期待などしなければいい

人間なんて所詮そんなもの

無償の愛なんて小説の中の出来事

そうして

いつしか心は閉ざされ

笑顔が

ほんものの笑顔が消えていった


くったくなく笑ったときがあったっけ

どうやって笑ったのか

思い出せない自分がここにいる

所詮みんな言葉だけ

約束を守ることもなく

言った言葉に責任などもちやしない

そんなやつらがのさばる

この汚い世界に

このまま生きていたくはない

だが

死ぬこともできず

毎日をすごして

そうして時が過ぎた

むなしく

ただ時間が過ぎていった

今、

こうして振り返る

長かったと思ったあの時間は

いま思えば過去のこと

もう何も感じなくなった

年とともに

人間は所詮ひとり

誰一人として本当には助けてはくれない

人生で学んだことは

たぶん

それだけ