強い思いを込めて:前向きな生き方


人生の行方を予測することは難しく、まるで込み入ったあみだくじのようです。もし、すべての答えが決まっていたとしたら、安心できるかもしれませんが、そんな予定調和の世界にワクワク感はあるでしょうか?


想定外の出来事が起こるからこそ、私たちは日々の生活に興奮と期待を感じるのではないでしょうか。


最近、SNSの友人が会社を辞めて、地域の朝のラジオに参加するなど、新しい活動に取り組んでいます。彼は「もうそういう年だから」と終活に取り組んでいるそうです。同じく、大学時代の友人も自分史や写真の整理を始めると話していました。


もちろん、それぞれの生き方を尊重します。


しかし、私は終活という考え方にどうしても馴染めません。終活よりも今やりたいことはないの?


それに終活ファーストだったら終活が終わったら後はただ死を待つだけ?のように感じられるのです。


「ドブの中でも前のめり」──これは、私の人生観を表現する言葉です。坂本龍馬の生き様を描いた司馬遼太郎さんの「龍馬が行く」の中で、「男なら溝の中で前のめりで死ね」という言葉があります。巨人の星の星一徹が引用したことで有名になりましたが、私もその精神に強く共感しています。


いま、新しいものに触れること、未知の領域に挑戦することが私の生きがいです。人生のまとめに取り組むことに興味が湧かないのはそのためです。人はいつ何時亡くなるか分かりません。だからこそ、今やりたいことに全力で取り組み、命を輝かせるべきだと考えます。


昨年、失業して心が折れかけた時、友人の言葉に救われました。「こんな時だからこそ、守りに入らないで攻めるんだよ!」その言葉のおかげで、私は未来に向けて新しいことを学ぶ意欲を取り戻しました。


それぞれの人生観がありますが、私の強い思いとして、誰かの共感や役に立てれば幸いです。