被害拡大! | 柳的小休止

被害拡大!

北海道に台風並みの暴風が発生した影響で、室蘭市や苫小牧市を中心とした胆振地方や日高地方では大きな被害が出ています。



登別市では北海道電力の鉄塔が暴風で倒れ、室蘭市内を中心に電柱が倒れた影響で、電線や電話線が断線しています。



コンビニでは停電の影響でレジスターが使えないため、店員さんが精算で電卓を使わざるを得ない状況になっています。



室蘭市内の大きな病院2カ所では停電のため非常発電機が動いているものの、外来の診察や手術が出来ないため、休診を余儀無くされました。



JRは札幌を発着する列車のうち特急25本、普通74本の合計99本が運休しています。



室蘭本線の長万部-苫小牧間と室蘭-東室蘭間、函館本線の長万部-倶知安間、日高本線の苫小牧-様似間、江差線の木古内-江差間が運転見合わせとなっています。



新千歳空港は猛吹雪の影響で、2本ある滑走路のうち1本が閉鎖中になっており、14時現在で67便が欠航または欠航が決定しています。



国道は胆振地方で3カ所、道東では国道243号が美幌町古梅と弟子屈町ウランコシの間で通行止めとなっています。



高速道路と高規格道路は、道央道の長万部と登別東の間の上下線と滝川から深川JCTに向かう方向、道東道は千歳恵庭JCTと夕張の間の上下線が通行止めになっています。



室蘭市と登別市の小中学校全校と伊達市内の小学校5校、中学校2校が臨時休校となってしまいました。


停電情報ですが、北海道電力によりますと14時現在で、約5万6130戸が停電となっています。


一番被害が大きい室蘭市で約29880戸、登別市が約20790戸、洞爺湖町で約2850戸など、今なお復旧の目処がたっていません。



フェリーは羽幌沿海フェリーの羽幌⇔天売全便、ハートランドフェリーの稚内⇔礼文島全便、利尻島⇔礼文島全便、江差⇔奥尻島全便、津軽海峡フェリーの函館⇔大間の2便がそれぞれ欠航になっています。



暴風雪波浪警報が留萌中部・南部と石狩市、暴風雪警報が石狩市を除いた石狩北部、後志中部・南部・羊蹄山麓、渡島東部・北部、檜山管内厚沢部町と今金町に、暴風波浪警報が日高東部に、波浪警報が後志北部・西部、渡島西部、檜山北部・南部・奥尻島、留萌北部に発令されています。



仕事や旅行で北海道に滞在されている皆さんは、今後の天気の急激な変化に気を付けて下さい。