2024年7月発売のトミカリミテッドヴィンテージNEO
LV-N300b 三菱ふそうエアロバス(帝産観光バス)を紹介します。
1982年に発売された三菱ふそうエアロバス(MS725系)は、
CD値0.592という驚異的な空気抵抗係数の値を持つ
空力性能を誇るリベットレス化(フラットサーフェス化)に
よるイタリアのセッサーノ氏デザインの美しいエアロフォルム、
大型バスでは日本初となる前輪独立懸架サスペンションにより、
操舵性、安全性を大幅に向上させ、ボディもまた日本初の
ラーメントラス構造とモノコック構造の特徴を組み合わせた
複合構造「スーパーコンプストラクチャ」など、
強度剛性アップと同時に軽量化を図るなどの
数々の新機構を取り入れ、それまでの観光バス像を変えた
一台として大ヒットしました。
1988年にはフロントバンパー変更やトランク容量拡大などの
大規模なマイナーチェンジで後期型となりました。
今回のTLV-NEOの三菱ふそうエアロバスでは、帝産観光バス
仕様となっています。バリエーションとして、
白ボディ、石塚観光自動車に次ぐ3種類目となります。
帝産観光バスは東京都品川区に本社を置く大手貸切バス
事業者で、暖色系のパターンカラーやグレイトハウンド犬の
マークで「犬のマークの帝産観光バス」のキャッチフレーズで
お馴染みとなっています。昭和21年1月に設立。
2023年4月1日現在、東京支店67台、名古屋支店28台、
京都支店80台、奈良支店24台、大阪支店46台、神戸支店41台
合計286台の保有車両台数となっています。
多数が導入された帝産観光のエアロバスは、
VTRテレビやカラオケ装置を完備。
東京、京都、大阪といった各営業所に配置され、
バスツアーブームとともにアストロライナーとして
全国を駆け巡りました。
ガイド窓付きドア、青ガラス、メッキのスチールホイール
車両側面には駆けるグレイトハウンド犬のエンブレム、
前面にはAstroLinerのロゴ、黒バンパーといった
帝産観光ならではのディテールが再現されています。