九月も始まってしばらく経ちましたが

 

まだまだ昼間はジリジリと暑いですね

 

 

 

 

今日は、次女の話。

 

 

 

長女と4歳差で生まれた次女は

 

赤ちゃんの頃から育てにくかった長女とは違い

 

とても朗らかでひょうきんな育てやすい

 

愛され子どもでした

 

 

 

次女が笑うと、その場が

 

ぱあっと明るくなるような

 

ひまわりの様なおんなのこでした

 

 

 

 

 

そんな彼女が新学期早々

 

学校に行く時間なのに部屋から出てこない…

 

 

 

 

声を掛け、部屋覗いてみると

登校準備万端な格好のまま

クローゼットの中で座り込んでいました

 

 

 

 

何も言わずに、しばらく隣に座っていると

 

 

 

学校に行かなくちゃいけないと思っている

行かないと授業も遅れてしまう

行かなかったときの周りの目が怖い

でもどうしたらいいのかわからない

 

 

 

ぱたぱた涙を流しながら

ぽつりぽつりと話してくれました

 

 

うんうん。そっか、そうなんだね…

 

 

相槌を打つ私に、彼女は

 

 

 

 

どうしたらいい?

ママはどうしたらいいと思う??

 

 

 

 

と縋るように聞いてきました

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい頃から、周りをよく見て

 

愛嬌をふりまき、愛された彼女は

 

どんなことをすれば皆が喜ぶのかを

 

息をする様に自然に身に着けていて

 

 

 

 

 

夫の大病で我が家が大変だった小学校1年生の頃も

 

お姉ちゃんが荒れて苦しかった3年生の頃も

 

 

 

何もわからないふりをして

 

周りに気を使わせないよう

 

いつも笑顔でいてくれて

 

 

 

そんな彼女に私も甘えてしまって

 

気付いた時には、彼女の中で正解は

 

 

みんなが喜んでくれる方

 

 

になってしまっていて

 

自分の気持ちを見失っていたようでした

 

 

 

 

 

彼女から奪ってしまったもの

 

 

 

それは

 

 

 

自分の心のこえを感じること

 

 

 

でした

 

 

自分は、どうしたい?

何が好き?

今、何が食べたい?

 

 

こんな、とっても当たり前のことが

わからなくなっていたのです

 

 

 

 

 

 

自分の心のこえに気づいてあげる事が

できなくて

 

学校に行く行かないの選択も

怖くてできなくて(これは私でも怖い…)

 

 

 

正解なんて本当はどこにもないのに

 

正解を求めて、わからなくなって

 

涙があふれていたのだと思います

 

 

 

 

 

 

私は笑顔で、人差し指から順番に

指を立てて数えながら

 

①今日は学校へは行かない

②朝から学校へ行く

③自分のタイミングでいい時間に行く

 

 

三つの選択肢を与えました

 

 

 

娘は上目遣いで、はにかむ様に

 

①を示した私の人差し指を

 

まだそんなに大きくない手でそっと握って

不安そうに言いました

 

 

 

これでいいかな…?

 

 

 

 

ハイ決まり

今日はお休みね~!

 

直ぐ担任にお休み連絡を入れる私

 

 

 

 

 

 

こんな風に少しづつでいいから

 

 

自分の気持ちを、

自分がどう感じているのかを

 

 

わかるようになってほしいと願っています