さて、前回話した生活習慣病対策全部を日常の中では難しいですよね。

では一番基本となる食事の面から考えてみましょう。

野菜中心の食生活、カロリーを抑えた食事、どれも大切です。

でも、どんなに気を使っても一日に必要な栄養分はなかなか取れないのが現状です。

仕事の付き合いで外食も多い世の中、食べすぎ飲みすぎは頻度は違えど日常です。
「気づいたら体重が増えていた」など、よく聞く話です。

では、そんな現代人におすすめな成分サプリをご紹介します。


○ビタミンB郡
特にビタミンB1は代謝を促進し疲労物質の合成を防いでくれます。
ビタミンB群の仲間であるナイアシンも疲労物質を分解する働きがあります。

同じくビタミンB群の仲間であるパントテン酸は、
ビタミンEと共にストレスへの抵抗力を強めてくれる別名「抗ストレスビタミン」。
ビタミンCにも疲労回復と抗ストレス作用のダブル効果があります。


○ビタミンC
ストレス状態が続くとビタミンCが急激に使用され、免疫機能が低下します。
ストレス源を遠ざけると同時に、ビタミンCの摂取が必要です。

特にタバコをよく吸う人はよりビタミンCの消費が激しいので積極的に摂取することをおすすめします。

過剰なストレス状態を続けていると、心身症をはじめ、様々な病気を引き起こすので注意が必要です。

そればかりか、神経病や躁鬱病など、様々な心の病の引き金にもなるほか、
免疫力を低下させるため、ガンにもなりやすいという指摘さえもあります。


○ビタミンE
ビタミンEはビタミンAの活性を高め、
ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンCなどと共に、造血ビタミンとしての役割を持っています。
ビタミンEは不飽和脂肪酸の過酸化を防止する作用があり、血液をサラサラ状態に保つ働きがあります。


○キチン・キトサン
キチンはカニやエビなどの甲殻類の殻や、キノコの細胞壁などに含まれる食物繊維の一種であり、
アミノ酸の重合体です。キトサンはキチンを利用しやすくしたもので、
両方あわせてキチン質と呼ぶこともあります。
免疫力を高めたり、血中コレステロールを低下する作用が認められているそうです。


○L‐カルニチン・カプサイシン
L‐カルニチンは20代をピークにその合成能力は低下していきます。
L‐カルニチンが不足すると、食品から摂取した脂肪分が燃焼できずに皮下脂肪に蓄積され、肥満を招くことになります。
カプサイシンは唐辛子の辛味成分で、中枢神経を刺激してエネルギー代謝を促進させると言われています。
ゆえにカプサイシンは肥満を予防する働きがあると言われています。また、殺菌作用や健胃作用があるとも言われています。


○EPA・DHA
EPAは、イワシやマグロなどの魚油に含まれる多価不飽和脂肪酸です。
同じく魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)。
DHAはEPAと同様、体内でこれを原料にしてプロスタグランジンなどの生理活性物質が作られ
これらは血液の粘度、血小板の凝集、動脈壁の弛緩をコントロールすることがわかっています。
特にDHAは血液の凝集を抑制して虚血性心疾患を予防し、
動脈硬化の原因となるLDLコレステロールが血管に付着するのを防ぐ働きがEPAよりも強いといわれています。