先月から始めたばかりの新米バードウォッチャー山口、鳥達と会うのがとても楽しく、故に行きたい野鳥スポットがいくつもあるのです。昨日は京都に行く用事があり、ついでにあちこち「新緑野鳥散歩」をしてまいりました。

 

朝早めに出発、京阪出町柳駅に着いたのが7時半。そこからまず、すぐ近くの下鴨神社「糺の森」へ向かいます。冒頭の写真のように参道沿いに小川の流れる森があり、鳥達の囀りがたくさん聞こえる中をゆっくりと探鳥散策。

 

 

ここではシジュウカラ、ヤマガラ、シロハラ、メジロ等と出会えました。カラ類は人懐っこいというか、すぐ近くまで来てくれますね。ウグイスの声があちこちで聞こえ、でもこれを見つけるのが難しい。葉が茂ると尚更です。

 

観察は出来たものの写真も撮れず、ちと残念。次に期待と向かったのは、京都府立植物園です。こちらも京都の野鳥観察スポット、敷地は24haと糺の森の約2倍。植物園なので、古代からある糺の森よりだいぶ開けていますね。

 

 

園路沿いに様々な樹々が植えられ、中には上の写真のような自然林に近い場所もありました。植物園だとどの樹木にも「名札」が付いているのが嬉しいなあ。鳥を探しながら樹木の勉強もでき、散策の楽しみも2倍になります。

 

 

ここでは何枚か写真も撮れました。双眼鏡での観察が主とはいえ、出来れば記録も残しておきたいですから。上はエナガ、シジュウカラより小さな可愛らしい鳥です。今は巣作りの真っ最中かな、この子も何か咥えていますね。

 

 

これはカワラヒワ、園内にたくさん居ました。鳥を見つけ、観察しつつ声をよく聴くようにして、段々と声から探せるようになることを目指しています。他にアオジやセグロセキレイ、そしてやはりカラ類は多く見られました。

 

 

ふと大樹の上を見上げると、何やら猛禽類が。すぐ隣の賀茂川の上をよく飛んでいる、トビですね。木の枝に居るのを見るのは初めて、やっぱり嘴が鋭い。ピーヒョロロというあの声も聞こえてたし、ここで休んでいるのかな。

 

さて、糺の森と植物園をゆっくり巡るともうお昼近くです。野鳥観察は午前中が勝負と言われますし、今日はここまで。お弁当買って、賀茂川河川敷でお昼にしませう。ベンチに座れば見えるは送り火の「大」、良い場所です。

 

 

川べりでゆっくり寛いで脚を休め、さあ午後はどうしよう。本来の用事を済ませてもまだ時間はたっぷりあるし、じゃあ次回の探鳥遊歩に備えて下見をしておくべし。ということで、ウォーキングで向かったのは京都御苑です。

 

京都御苑は敷地全体で65haもあります。御所や迎賓館などの建物以外にも森がいくつもあって、ここもまた京の一大野鳥スポット。午後なのであまり姿は見られませんでしたが、カラ君たちとツグミはまだ活動していましたよ。

 

そして御苑内「母と子の森」でこんな場所を発見。「森の文庫」という屋外図書館です。自然に関する絵本を置いて子どもたちへの環境教育に、ということらしく、読み聞かせする親子の姿も見られました。素敵なことですね。

 

 

京都御苑を下見して「次回は朝一番からここやな」と強く思いましたw。今回巡った3ヶ所とも、歴史ある森なので樹々もとても立派。野鳥観察だけでなく新緑の森林浴にもすっかり癒やされ、大いに満たされた日曜日でした。

 

via やまぐち空間計画
Your own website,
Ameba Ownd