古い器蒐めとは別に、だいぶ前から気になっていたことを「新しい趣味」として始めてみました。上の写真でおわかりのように、それはBird watching、野鳥観察です。昨日の日曜、晴れて暖かだったのでデビューしてみた次第。

 

きっかけは、2年ほど前から始めたウォーキングでした。どうせなら自然豊かなところを歩こうと、堺市の総合運動公園「大泉緑地」への往復+周回をマイルートにしていたんですね。園内車両禁止で緑豊かな、良い場所です。

 

歩いていると樹上から鳥達の囀りが聞こえてくる。ウォーキングではかなり速足なのでじっくり観察は出来ませんが、「どんな鳥の声なんやろ?」と思っていました。また池のほとりでの休憩時には、水鳥達に癒やされたりも。

 

そんな訳で鳥達への興味が募っていたところへ、ある事実を知ったんです。それは「日本野鳥の会大阪支部」が、大泉緑地で定期的に「探鳥会」を実施していること。そんなに多くの鳥達が居てるんや、と改めて思いましたね。

 

そう言えばウォーキングの途中にも、でっかい望遠レンズを付けたカメラを構える年配の紳士をよく見かけていました。鳥という美しい生き物は前から好きでしたが、そこで遂に好奇心に火が付いた。早速双眼鏡をゲットです。

 

そして昨日のデビュー。上記「探鳥会」はWEB上に結果を公表しておられ、先月の観察種数はなんと41種類とのこと。その記事をじっくり読んで鳥の名前もいくつか新しく覚え、いよいよ双眼鏡を握りしめつつ観察をスタート。

 

結果、3時間ほど園内に居て、おそらく12種類くらいは発見できたと思います。冒頭の写真は全て今日観察出来た鳥達。双眼鏡での観察で撮影機材はありませんので、写真はWEBのフリーライセンスのものをお借りしています。

 

上左からヒヨドリ、シジュウカラ、カワラヒワ、中左からシロハラ、モズ(オス)、モズ(メス)、下左からカイツブリ、ハクセキレイ、ヒドリガモのつがい。どの子も本当に美しい色彩と姿形で、眼を楽しませてくれました。

 

というか、素人が独り初めて臨んだ場でこんなに多くの鳥が見られた、そのことに逆に驚いてしまいますね。それだけ鳥類の生息数が豊か、ということでしょう。ウォーキングとは違う樹々の間を縫うような散策もまた楽しい。

 

そして、今日は朝からサンドイッチをつくり、お弁当持参だったんです。いや、探索・観察の余韻に浸りつつ食べるお昼のなんと美味しいこと!春も目の前、眼福と運動と森林浴を兼ねた新しい趣味は、上々のスタートでした。

 

最後に、私が「鳥」に興味がある「美しさ」以外のもう一つの理由を。それは、鳥が絶滅した恐竜たちの末裔だからです。末裔というか、最新の研究では既に「鳥は恐竜である」という言い方をされていて、次のような言葉も。

 

「鳥は恐竜の一種なんです。ですから“鳥は恐竜の末裔である”と言うのは“ヒトは哺乳類の末裔である”と言っているのと同じです。要は、すべての鳥は恐竜だけど、すべての恐竜が鳥だとは限らないんです」と。びっくりですね。

 

なので、子供の頃から恐竜好きな私の中の「恐竜小僧」も、野鳥観察の世界に踏み込む原動力のひとつだったのでした。考えてみれば、鳥類なる生物には独特の不思議さがある。その辺りも今後じっくり愉しんでいく所存です。

 

 

 

 

via やまぐち空間計画
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