一級建築士事務所 やまぐち空間計画、主催の山口敏広です。

新しいサイトをスタートし、またブログも書いていくことにしました。最初の投稿には、あらためて自己紹介をさせていただこうと思います。ちと長いですがよろしくお付き合いくださいませ。

 

大学を出てから31年、ずっと建築設計の仕事をしています。最初の10年は病院やオフィスビルなどの施設設計をする、いわゆる大手組織設計事務所で働いていました。それから木造住宅の世界へ転職し、株式会社ケイ・ジェイ・ワークスという「工務店」で国産材を使った木の家づくりを続けてきました。こちらは設計と施工、両方です。

 

上の写真は私の事務所で、兵庫県芦屋市にあります。2014年からケイ・ジェイ・ワークスの阪神地域担当ということで事務所を構え、地域のお客さまの家づくりをご一緒し、かつ住まい手のみなさまの「家守り(アフターメンテナンス)」も担当しています。

 

工務店ですから職人さん方による施工の管理もしていますが、私の本業はやはり設計で、なかでも一番最初の計画段階、「間取り」づくりを最も得意としています。個人的には「間取り八割」と考えていて、この最初の部分が最も重要で、そこが上手くいけば建物の計画は8割成功したも同然、という意味ですね。

 

木造建築業界に転身して20年が過ぎ、いまようやく世界は「木造」を見直し始めているように思います。木造による準耐火建築物はもはや当たり前となり、耐火構造の建物もどんどん増えてきている。地球環境に優しいなど様々な利点もありますが、日本人にとって永い年月をそこで暮らしてきた木造の建物は、深くDNAに刻まれているものではないでしょうか。

 

そんな想いで木造建築物をずっと設計してきました。建築物において一番大切なことは何かと言えば、それは「ながもちすること」だと考えます。ずっと住み続けられる木の家、木の施設。いくらイニシャルコストが低くても、世代ごとにスクラップ・アンド・ビルドを繰り返すような建物づくりなら、それは結局「高く付く」のです。何世代にも渡って使い続けられる建物こそ大きな視点ではリーズナブルなのだし、更にそこには「思い出」というかけがえのない付加価値が生まれてくると思うんです。

 

すいません、どんどん話が固くなってきましたので、仕事以外のこともw。

 

そんな考え方をもつ私だからでしょうか、同じく「時間を経たもの」である古い器の収集が最近の趣味です。といってもそんなに資金が潤沢にあるわけではないので、いわゆる「掘り出し物」専門ですが。事務所の棚に飾られ、家の食器棚に置かれる器の数は増える一方で、そろそろキャパシティに難あり、という感じですね。

 

音楽のジャンルではクラシックが好きですし、割と好みは一貫しているのかもしれません。

 

あと趣味というか私の生活に欠かせないのは読書です。本が好きですね。色んなジャンルのものを読みますが、最近の私の読書傾向をキーワードで挙げるならば、「江戸文化」「日本語」「陶磁器」「数学」といったところでしょうか。

 

私の読書歴が中学生ごろにSFから始まったことも関係していると思いますが、そうした類の本も好きです。映画などもSF系はまずチェックしますが、映像関係の好みは年齢を経るごとにヒューマンドラマ系へと移行している気もしますね。この10年で最も感動した映画は『ゼロ・グラビティ』です。

 

雑誌も読みます。「楽天マガジン」という定額サービスを利用していて、月に50冊くらいは見ているのでは。ざざっとナナメ読み、まさに「見ている」感じですが。週刊誌、ライフスタイル系、旅行系、ビジネス系、IT系、料理雑誌などなど。SFがらみで言えば「ムー」も見ますよw。

 

料理雑誌で思い出しましたが、芦屋に事務所を構えたころから料理にも手を出しました。元々はキッチンの設計に役立つと思って始めたもので、もちろん実際に役立っていますが、料理そのものが面白くなってきて。洋風と中華が主です。現在は在宅勤務によるステイホーム生活なので、晩ご飯はほとんど私がつくっていますね。

 

ええ、書き出すときりがなく、なんだか支離滅裂な感じで申し訳ありません。ブログ再開にあたって、山口敏広53歳、あらためましての自己紹介でした。

 

これからはまた、色々と日々の想いを綴ってまいります。皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

via やまぐち空間計画
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