山月記   作者 : 中島敦    
YouTube「窪田等の世界」  朗読 : 窪田等
再読(再聞?)


2年前。
この小説に興味を持ったのは
アニメ「文豪ストレイドッグス」の主役が、中島敦くんだったから爆笑

文豪ストレイドッグス、読んだり観たりした人はご存じかと思いますが
世界の文豪たちがキャラクターとなって出てくるマンガなのです。
アマプラなどでアニメ化されています
主役は、中島敦、探偵社の一員。
敦くんの仲間(組織)は
太宰治、福沢諭吉、国木田独歩、与謝野晶子、宮沢賢治、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、泉鏡花、田山花袋
他の組織には
森鴎外、芥川龍之介、中原中也、尾崎紅葉・・
海外組織には
フィッツジェラルド、モンゴメリ、オルコット、ドフトエフスキー・・と、盛り沢山。

いやいや、いいのかい?チュー
こんなキャラクターを作ってしまって大丈夫なの?
ってこっちが心配になってしまうマンガですが、これがとにかく面白い。

で、その主役の中島敦が気になりました。
中島敦のものは読んだことがなかったし、作品すら知らなかったからです。

はじめて図書館で借りて読んだのが2年前。
1番有名な「山月記」は
アニメ世界の中島敦くんのキャラクターにもリンクしています。

が、難しいびっくり
漢字ばかりなうえに、舞台は1300年前の中国、世界観もよくわかりません💦
ギブアップです。
どうやら高校の教科書によく使われている物語らしいのですが
いやぁ、難しくて頭に入らなかったので「朗読」で探してみると、ありました照れ

プロのナレーター、窪田等さんのYouTubeです。
٩(ˊᗜˋ*)و ワーイ
そしてその時、初めて聞きました。

今回は、その再読、いや、再聞です(笑)

久しぶりの窪田等さんの声。
ステキおねがい
本当に聞きやすくて、イケボ。
(≧▽≦) ヤバイーホレルー
抑揚も、間の取り方も、素晴らしいです。
背景にも雑音がなくて聞きやすい
きちんとした設備の所で録音されているからだと思います。
いろんな方が朗読をされていますが
やはり窪田等さんはプロ中のプロですね、再確認しました。

まぁ、朗読で読んで貰っても漢字ばかりなのは変わりませんので
初めの数行分は
ナニイッテルノカ、サッパリワリマセンケド?
状態ですが、そこはそのまんま流して爆笑
お話の途中途中にも
解らない言葉などが出てきますが
そこもそのまんま流して爆笑
23分くらいでラストを迎えます。

これは、読んで貰わなければわたしには読めない小説だったと思います。
読んで貰ったとしても
本当の意味での理解はまだまだ難しいのですが
2度目だったせいか、以前よりも内容が頭に入りました。
「主人公は、なぜ虎になってしまったのか」
主人公の言う、羞恥心と臆病な自尊心というのが
ほんの少しだけ見え隠れした気がします。

そして面白いのが、YouTubeにある機能 {文字起こし} です。
あんまり面白いので、おひとつご紹介。

山月記、ラストの一文

既に白く光を失った月を仰いで
ニ声三声(ふたこえみこえ)咆哮したかと思うとまた元の草むらに

ここが、文字起こしにすると、とんでもないことにびっくり

既に白く光を失った月を仰いで
双子恵美子へ奉公したかと思うとまた元の草むらにに

って、おーーーーい!
((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
すごいことになってるでしょ?笑えますよね爆笑

文字起こし
よくよく見るとあちこちたくさん、とんでもないことになっていました(笑)
いやぁ、面白かったです。


窪田等の世界、オススメです。




今日も、足を運んでくださって、読みに来てくださって、ありがとうございましたスター