「天空の祠」Ⅱ

 

製作したのは2020年6~7月
当時は「ブログ掲載」を考えずに作ったので
詳細な製作記事(写真)がありません、
今回、わずかに取ってあった「人形改造」と「完成写真」を元に
記憶をたどって書き起こしました。


スタイロフォームで
漠然と、
天に聳え立つ「岩山」を作り
…さてどうしようか…                      


1年位このままにしておいた…


この岩山を『聖なる地』として集まる「修行僧」の姿…

「修行僧」が集まったなら「聖なる修行場」と住居(少なくとも小屋)が必要、
しかし「Nゲージ・ストラクチャー」では
どう改造してもそぐわない
しかたがない、それらしい建物を作るしかない…

図面を引いて、スチレンボードで製作を始める       



置いてみる                      
悪くないな…バリエーションを広げて更に増産      
岩場に「小屋」をいくつか置き
それを「吊り階段」で繋ぎ「らせん状」に高みを目指す…

その「修行僧」は
ノーブランドのNゲージ人形を改造              



衣を着けて、「薄汚く」塗装                

 



地上には近隣の農民等が集まり、修行僧を助けている     





F4ベニヤパネル(333X242㎜)上にスタイロフォーム土砂山を造形
そこに岩山を設置、ベースを含めた総高さは約390㎜

岩場に「小屋」をいくつか配置
それを「吊り階段」で繋ぎ「らせん状」に高みを目指す…     



地上から階段で中間の踊り場へ                



ここで「聖なる祈りの場にふさわしいかどうかを選択」
更に階段を上がって「祈りの場」へ入る…            



初期修行を終えた者だけが、
この先・段塔を経て先に進む事が出来る              

 



踊り場-吊り階段-吊り回廊                  

 



踊り場-そしてはしごの塔                  



最後の祈りの場へは縄梯子                    



長年に渡り経験を重ね、『徳』を積んだもので無ければ
ここまでたどり着く事は出来ない


*時代は中世(広義で)、場所は中東~アジア周辺
特定の存在を奉る宗教ではなく、
様々な宗教の「金と権力争い」に見切りを付けた僧たちが集まって来ています
ここに居つく人もいれば、また別な世界を求め去ってゆく人もいます。
そうした人々によって『祠』は、少しづつ天に向かって昇ってゆきます。