12人産んだ助産師HISAKOさん、地域×キャリアコンサルタント×ワークショップデザイナー
島田正樹さんnoteのまねブログです。
2022-04-23
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2022-04-14
元記事
地域×キャリアコンサルタント×ワークショップデザイナー
島田正樹さん
2020-11-27
青 元記事
「大丈夫」っていう言葉は、なぜか大丈夫じゃない人が使うことが多くありませんか?
赤 12人産んだ助産師HISAKOさん
「大丈夫」って言葉
だけど、本来の意味に反して
大丈夫っていう言葉は
なぜか大丈夫じゃない人が使うことが
多い気がします。
学生時代、仲のいい友人が電話でどうにも元気がなくて、電話口の声も消え入りそうな感じで「大丈夫?」と声をかけて、「うん、大丈夫」って言うけど、
助産院のweb相談で、
パソコンの画面越しに
消え入りそうな声で
「大丈夫です・・・がんばります」
って言われるたびに
大丈夫じゃないんだよね? それ絶対話を聴いてほしいやつだよね?
それ、
全然大丈夫じゃないよね・・・
と、切なくなります。
貧血で駅のホームでしゃがみこんでしまった人に「大丈夫ですか?」と声をかけて、「大丈夫です」「少しの間こうやってじっとしていれば」。
青白い顔して
体調悪そうな妊娠初期の妊婦さん、
「つわり辛いね」と声をかけたら
「大丈夫です。少しの間じっとしてれば・・」
いや、それ絶対大丈夫じゃないでしょ。
いや、
それ絶対大丈夫じゃないでしょ!
ああ、何で世の中にはこんなに大丈夫じゃない「大丈夫」が溢れているんでしょう。
世の中にはなんで
こんなに大丈夫じゃない「大丈夫」が
溢れているんでしょう。
もはや「大丈夫」という日本語の意味は「大丈夫じゃない」と辞書に記載すべきでは。
わたしの頭の中の辞書には
「大丈夫」の意味は
「大丈夫じゃないこと」と
書いてあります。
そういえば「大丈夫」の辞書的な意味は、「しっかりしていて、心配のない様子」(三省堂 例解小学国語辞典)だそうです。
「大丈夫」を辞書で引くと
『しっかりしていて心配のない様子』
と書いてあります。
いや、むしろ「大丈夫」って言われると心配になる確率の方が高いのですが……。
だから、
「大丈夫です」って言われると
逆に心配になってしまいます。
これは私のとても個人的な感覚なのですが、大丈夫じゃない人が使う「大丈夫」には、「他人に迷惑をかけられません」という雰囲気が込められている気がします。
大丈夫じゃない人が使う
「大丈夫です」には
他人に迷惑をかけられません
というニュアンスが込められている
気がします。
「大丈夫?」と声をかけられた人を頼ることが迷惑になるなんて考えずに、むしろ「あ、今この人を頼ったら、私はこの人が幸せになる支援ができるんだわ」くらい思って、
ほんとは、
「大丈夫?」と声をかけてくれた人を
頼ったら迷惑になるなんて
考えなくていいんですよね。
「ありがとうございます。実はかくかくしかじかで……」と打ち明けて、相談し、差し出された手を握ったらいいんです。
胸の内を打ち明けることは
決して恥ずかしいことじゃないし、
差し出された手は
握っていいんです。
これを仕事場の話で考えると、「大丈夫?」と声をかけられる人、声をかける人だけではなくて、チーム全体としてピンチに陥らないためにも、やはり適切なタイミングで助けてもらうことはもはやスキルといっても過言ではありません。
適切なタイミングで
助けてもらうことは
生きていく上で
とても大切なスキルです。
「大丈夫です(キリッ)」と拒絶するよりも、ちゃんと他者を頼れる人の方が、実はチームに迷惑をかけなかったりするものではないでしょうか。
できもしないのに
「大丈夫です」
と周囲の好意を拒絶するようりも
自分の限界を認めて
素直に他者を頼れる人のほうが
人間としてずっと素敵だと思います。
だからどうか「大丈夫?」は、「大丈夫!(=本当は大丈夫じゃないのですが、あなたに迷惑をかけたくないので放っておいてください)」ではなくて「ありがとう」と受け止めてみてはいかがでしょうか。
40歳を過ぎてからようやく
大丈夫?に「大丈夫です」と答えず
「ありがとう!」と
受け止められる人になろうと
意識できるようになり、
※動画への指摘は「大丈夫?」の意味だったのですが、受け止めてもらえずブロックされちゃった。



