宮島のお土産物屋さん
やまむら商店 店番便り
店主の山村ゆう子です。
たまには熊野化粧筆のお話
広島の安芸郡熊野町は江戸時代から藩の推奨もあり、筆作りを産業としてきました。
もちろん当時は書の筆とか絵筆ね。
培った筆作りの技術は化粧筆にも活かされ、今や世界中のメイクのプロ御用達となっています。
熊野町で作られる筆を
「熊野筆」と呼びます。
和歌山じゃないです。
ついでに「熊🐻の筆」でもありません。
某国が偽ブランドの熊野筆をだしたりするのもあり、
熊野筆の認定マークつくったりと、熊野筆のブランド化に一層の力を入れられています。
熊野にはいくつも化粧筆を作る会社があります。
(お習字筆、画筆と化粧筆の両方作る会社もあります)
小売店に卸す筆
メーカー直でしか買えない自社ブランドの筆
化粧品メーカーさんなどのOEMの筆
色々タイプがあります。
ですので「熊野筆下さい」となった時に、色々なメーカーがあることに「え?!そぉなん!」と驚かれるお客様も結構いらっしゃいます。
広島県(熊野や呉)が国産筆の8割を生産との話もありますので、知らず熊野筆を使われていたかも〜(^^)
※広島以外だと、奈良、豊橋、有馬にも有名な(書や画)筆があります
また、
1つの会社の化粧筆に色々なシリーズがあり、
(資生堂のMAQuillAGE、INTEGRATE、クレ・ド・ポーボーテみたいな感じ)
めちゃくちゃ種類が多いメーカーさんもあります(^.^;
最近コンパクト傾向になってきたかな?
「熊野筆ブランド」なら、ちゃんとしたクオリティの筆ですので、どこのメーカーでも良い筆です。
でも、あれこれ使ってみると、
同じ種類、同一価格でも やっぱり違いを感じます。
メーカーによって、得意分野もあるように思います。
「熊野筆」って、熊野町で作られる筆をさすこと、
化粧筆だけでもいくつもメーカーがあること
知って頂けると嬉しいです(^^)
熊野筆のお話、続きます。