宮島のお土産物屋さん

やまむら商店 店番便り

店主の山村ゆう子です。

 

 

熊野化粧筆の多くは

「動物の毛」が使われています。

 

イタチ、リス やぎ、たぬき 等々

 

でも、実は

ナイロン素材の毛もあります。

 

イメージ的に

動物 ◎  ナイロン △

と思われる方が多いようです。

 

ですが、

ナイロンにはナイロンの

良さがあります。

 

 

柔らかさだけでいうと

 

 

ナイロン素材も十分柔らかいです。

肌ざわりの良さでは十分対応しています。

 

どちらも柔らかいけど

ナイロンのほうが張りがあります。

(硬さではなく、しなやかな張り)

 

 

動物はもう少し くた~って感じで

柔軟性があるように思います。

 

イメージ 伝わるかな?

 

バジャなどは張りがあるので

全てとは言えないのですが。

 

 

ナイロン素材でおすすめなのは

 

ファンデーションブラシや

洗顔ブラシ

 

油分が強いもの

水に濡れるもの

そんなヘビーな状況(?)に

対応するのは

ナイロンが強いと思います。

 

 

また、ヤギとミックスして

使う場合もあり

それはそれで、メリットがあります。

 

たとえば、ヤギとナイロンの

ミックス素材のチークは

発色がハッキリしていて

手早く、濃く入れたい方には

おすすめです。

 

次の機会にその辺りを

お話できればと思います。

 

 

熊野筆のメーカーさんは

使いやすさ、形状、コスト

様々なことを考えて 筆を

作られています。

 

 

一概に「ナイロンだから」ダメ!

動物の毛じゃないと熊野筆じゃない

ってイメージで選ばず、

 

色々ご覧になられて、

 

お筆選びを楽しんでほしいな

 

メイクが楽しくなるお筆を

見つけてほしいな

 

と思います。