キランソウ(紫藍草/金瘡小草/金襴草) | 闇の杜倒れ

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別名「ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)」インパクト大(笑


これは全草が薬草で生薬名は筋骨草(きんこつそう)。

高血圧、鎮咳、去淡、解熱、健胃、下痢止めなどに効果があるとされるところから、重病人が地獄へ落ちるのを防ぐ蓋に例えたとか。


あとは、茎葉が地面を覆うように生えるので蓋に例えたとする説。

日本の一部地域では医者倒しとも呼ぶ所もあるそうです。


四方山話と雑記帳

■キランソウ(紫藍草/金瘡小草/金襴草)


シソ科キランソウ属の多年草。


キランソウという名の由来も定かではないようです。

「紫藍草」の「キ」は紫の古語、「ラン」は藍色で、花色に由来したものとする説。

「金襴草」は織物の切れ端に例えたものとの説。

「金蒼小草」は中国名。


民間では生の葉汁を火傷、切り傷、湿疹や膿の吸出しに。浴用剤としてあせも、湿疹に。
煎剤は胆石の民間薬として利用されたこともあるそうです。


四方山話と雑記帳



そこいらに生えている雑草が意外と薬草なんてのはよくあります。

そんな事を知っていると、いざという時に何かに役に立つかもね~。


昨日は崖にへばりつくようにアチコチに群れて咲いていた、キランソウの紫色が目に鮮やかでとても綺麗でした。