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専業主婦とフリーランスで引きこもっていた3児の母が、
超久しぶりに派遣社員として外の世界で働き出した。
神田さんが言いふらした根も葉もない上野パワハラ&セクハラ疑惑はなんとか私が火消しをしたが、身体の接触は無いが「気持ち悪い
」と思える瞬間は実はこれまで度々あった。
我がチームはリーダーの品川さんを始め、目黒さんも白金さんもバリバリ仕事が出来る女性たちばかりだ。
隙あらばサボろうとする若い上野さんは、しょっ中彼女たちに叱られていた。
ところが、いくら叱られても上野さんは落ち込む事がなかった。
さすがに先日係長にハイパー説教された時はかなりムカついたご様子だったが、同じチームのメンバーの厳しいご指摘にはむしろ笑顔になっている事があるのだ。
気になったので、ある時本人に聞いてみた。
「上野さん、叱られてるのにどうしてそんなに嬉しそうなんですか?」
「実は私・・・年上の女性が好きなんですよ。」
「はあ?」
「叱られてもご褒美でしかないんです。」
「変態なんですか?」
「ピンヒールで踏まれたいと思っています。」
「・・・。」
先輩方に伝えたら、
「上ちゃんの年上好きは有名よ?」
「気持ち悪いけど危害を加えて来るわけじゃないからねー」
人生経験豊富なお姉様達は、意に介さずといった表情で淡々と仕事をこなしていた。
アラフィフの私も「セクハラだ!」と騒ぐ気は一切無く、再び淡々とパソコンに向かった。
相手にしたらご褒美を与える事になってしまう。
何より時間が勿体無い。
仕事のスキルだけでなく、スルースキルまで磨かれる一日となった。
続く。

専業主婦とフリーランスで引きこもっていた3児の母が、
超久しぶりに派遣社員として外の世界で働き出した。
「せいこさん、大丈夫?悩み事?」
声を掛けてくれた我が部のアイドル的存在の女性・神田さんは、
とにかく良く気が付くタイプである。
仕事ができるのは勿論、常に周囲の人間に気を配っている。
いつも明るく優しく笑顔が素敵。
みんなが気持ちよく働けているのは神田さんのおかげと言っても過言ではないだろう。
「もしかして上野さんがまた何かしたの?」
そう。
常に周囲を見ているから人間関係にも詳しく、大変な事情通でもあるのだ。
なので、下手に人の悪口を言うと全て把握されてしまうので注意が必要だと私は思っている![]()
というワケで、神田さんに上野さんの悪事を全部伝えてみた。
決してこれは悪口ではない。
事実である![]()
神田さんはうんうんと頷きながら一生懸命聞いてくれた。
「せいこさん大変ね」
「なんて酷い事を!」
どこまでも優しく寄り添ってくれる。
大変な聞き上手なので私の口もスラスラと流れるように言葉が出て来た。
「どうか誰にも言わないでくださいね」と最後に私は神田さんにお願いして、仕事に戻った。
その翌日。
下の階から戻った上野さんが、例のボロボロのノートを持って会議室へと一人消えた。
かなりイライラした様子だ。
あのストレス発散を今から行うのであろう![]()
その後、神田さんがこう話してくれた。
「せいこさん、ごめんなさい![]()
あまりにもせいこさんが酷い目に遭わされているみたいだから、係長に全部話しちゃったの![]()
今朝、係長が上野さんにお説教してくれたみたいよ![]()
良かったわね![]()
また何かあったら私に相談してね
」
目をキラキラと輝かせて嬉しそうに話す神田さんは、係長と親しいのだ。
「どうか誰にも言わないでくださいね」と念を押したはずだが、こうなるだろうとある程度は予想はしていた。
しかし、これだけでは終わらなかったのである。
なんと、神田さんと親しい社員さんや派遣さんから次々と、
「せいこさん、上野さんにパワハラ受けてたんだって?」
「セクハラ大丈夫?」
などと心配されてしまったのである![]()
おいおい、
話にデカいオヒレが付いてんな!
この忙しいのに、私は火消しに必死になる始末だったのは言うまでもないであろう。

専業主婦とフリーランスで引きこもっていた3児の母が、
超久しぶりに派遣社員として外の世界で働き出した。
派遣会社の担当さんから現状を次長に伝えて貰えているはずだったが、
数日後に話しかけてくれたのは次長ではなくチームリーダー・品川さんだった。
「せいこさんの現在の業務内容を具体的に教えていただけませんか?」
聞けば、出張等で多忙を極める次長からのご指示で、
私が話した事を品川さんから共有してくれるとの事。
口ばっかりのどっかの誰かとはえらい違いである![]()
品川さんはメモを取りながらそれぞれ改善点を提案してくれた。
やはり出来る女性は違うのだ![]()
しかも品川さんは、次長から話を聞いて事前に対策を打ってくれていた。
現在私は同じチームの目黒さんと白金さんの大量の仕事のうち、
それぞれの一部を横殴りの暴風雨状態で喰らっている状況。
残業しても片付かず困っていたのだが、
私が抱えている白金さん案件の半分を目黒さんが担当してくださるよう
話を付けておいてくれたそうだ。
目黒さんの仕事量は増えてしまうが、こちらの気持ち的には楽になりそうだ。
更に、実は白金さんからは毎日ジワジワと仕事を追加され続けていたのだが、
品川さんは
「これ以上せいこさんの仕事は増やしません」![]()
教育係の上野さんに関しては、品川さんも頭痛の種らしい![]()
品川さんは全く悪くないのに、ひたすら
「申し訳ございません。」と謝罪されてしまった。
それから一週間後。
白金さん案件の半分を目黒さんが担当してくれるはずだったが、
できあがったのは更にその半分の量だった。
さらに一週間後。
目黒さんご自身の仕事が忙しいこともあり一向にやらないので、
結局私がやっていた。
そう。
手放した仕事が戻ってきたのである![]()
元々忙しい目黒さんだ。
物理的に出来るワケがなかった![]()
その頃には私の仕事の効率化やスピードが加速していたため、
戻って来た仕事はなんとかこなせるようになっていた。
だが。
品川さんが「これ以上せいこさんの仕事は増やしません」
約束してくれた事を知っている上野さんが、
ちょこちょこと小さな仕事を増やして来るのはなんなんだ![]()
注意しても、
「私も忙しくて。」
と謎アピールする始末。
いやお前超暇だろうが!!!![]()
次長は品川さんからの報告に安心したのか、
また、超絶ご多忙であるためか、
この件に関して話せる機会は未だに全く与えられていない。
品川さんに相談したくても、
この前時間を取って貰ったばかりだし申し訳ない。
ため息をつきながら下の階で郵便物を配っていたら、
「せいこさん、大丈夫?悩み事?」
我が部のアイドル的存在の女性が声を掛けて来てくれた。
楽天お買い物マラソン1000円で買えるグルメ!

専業主婦とフリーランスで引きこもっていた3児の母が、
超久しぶりに派遣社員として外の世界で働き出した。
派遣会社の担当さんに、この職場での酷い仕打ちを洗いざらいぶちまける!と鼻息荒くメールしたものの、あまりのネタの多さに我ながら驚いた。
私の教育係の上野さんだけでも、挙げればキリがないほどネタの宝庫なのだ。
他人の手柄を奪おうとする。
平気で嘘をつく。
良かれと思って中途半端に仕事を教えてミスに繋げる。
あれもこれもとぶっ込むうちに、メールは長文になってしまった。
ちなみに私の担当は、派遣初日の同伴を事情によりすっぽかしたイケメン営業マンさんではない。
その後すぐに担当が代わり、女性になっていた。
まだ彼女に直接会った事は無いのだが、私の長文メールをしっかり読んでくれたようだ。
私の環境や体調を心配してくれたのかすぐに返信が届き、面談の日時を決めた。
仕事が速い!
面談当日。
事前に送信していたメールのおかげで、お互い話もサクサク勧められた。
担当さんは改めて状況を整理し、一つ一つ解決策を考えてくれた。
まず、
「上司に言いにくい事もあるでしょうし、私にはなんでも話してください。」と言ったくせにただ聞くだけだった上野は使えないので、担当さんから次長に諸々を伝えてくれる事になった。
残業必至の業務内容や量についても併せて伝えてくれるそうだ![]()
実は次長こそ会議や出張が多くてなかなか捕まえる事ができず、話したくても叶わなかったのである。
担当さんが仕事の出来る人で良かった!
ところが数日後。
「えりかさん、お時間ありますか?」と話しかけてくれたのは、
次長ではなくチームリーダー・品川さんだった。
楽天お買い物マラソン1000円で買えるグルメ!















