情けない気持ちで始めた求職活動が
とんとん拍子で進んだ。
職場見学の日時が決まり、
スーツを買いに走るなど浮かれポンチのワタクシせいこ。
「社食があるからランチ代が安く済むしメニューも豊富!超楽しみ!」
「駅からのアクセスが良くて仕事帰りのショッピングも楽しそう!」
家族を捕まえてはさも採用が決まったかのように妄想を語り出すこの幸せよ![]()
毎日ほぼパジャマで過ごしていたけどこれからはもっと服を買わなくちゃ、
いつもスッピンだったからメイクのやり方忘れちゃった、テヘ
などと、
誰も聞いていないのに独り言が激しくなってきたのだった。
どうせ誰も見ないのにシワ改善コスメをポチろうとするなど、
我ながら良い浮かれぶりである。
そんな日の夜の事。
件の派遣会社から電話がかかってきた。
「先方もせいこさんの職場見学を楽しみにしていらっしゃいますよ。」
「私も楽しみで楽しみで!」
「それはよかったです。ところで大変申し上げにくいのですが・・・」
「はいはい、なんでしょう」
「実はこちらの派遣期間なんですが、当初3年というお話しだったのですが事情により半年で終了とのご連絡を先ほどいただきまして・・・」
「ええ?」
「せいこさんのポジションは育休の担当者さんの後任との事で、半年後に復帰されるそうなんです・・・」
「ええ?」
「あっ、でもこのご時世ですし、保育園が決まらなくて就業が延長になる可能性もなくはないかと・・・」
「いやいやいや、ひと様の不幸は願いたくないですよ!」
結局、主人に相談させてくださいとお願いして電話を切った。
せっかくの浮かれ気分でロックンロールが静まり返った。
心の中のトムキャットもしょんぼりである。
まるでデートが決まってとっておきのワンピを買ってウッキウキ状態だったのに、いきなり期間限定の彼女扱いされたような気持ちである。
この話を素直に受けた方が良いものか。
それとも、お断りしてゼロから職探しをした方が良いものか。
たった一本の電話がきっかけで、こんなにも夫の帰宅が待ち遠しくなるとは。
夕食の支度をしながら戸惑うばかりの私であった。
続く。
OL時代の思い出。
もっと若い頃の思い出(アメトピ記事)。
誰も見てなくてもシワは気になるんだよ!![]()
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