同級生からの電話①

若い人が友人や先輩に誘われ、ある所へ話を聞きに行った。

そこでセミナー受講や商品購入、副業等を勧められ、断り切れず借金をして支払い

そんな話をテレビ番組の特集で見聞きした事がある。

よくある話と言えば、よくある話。

私もかつて、巻き込まれそうになった経験がある。

独り暮らしをしていた20代の頃、携帯電話に見知らぬ番号から着信があった。

相手は小学校の同級生女子。

私が実家を出たのを知らなかった彼女は、最初に実家に電話をし、携帯番号を教えてもらったという。

「副業に興味ない？」

簡単な挨拶の後、彼女は本題を切り出した。

副業ってどんな？

何だかわからないのでとりあえずそう尋ねたが、詳しい話は教えてくれない。

仕事が忙しくて副業する時間ないので

そう言って断ると、幸いにもあっさり引き下がってくれた。

「何かあったら（通知された）この電話にかけてね」

と言われたが、誰が連絡などするものか

彼女は「会いたいなって人に声かけてるの」と言ったが、そんな訳がない

私達が同じクラスだったのは小学校のみ。

同じ中学に進学したがクラスは別で、挨拶程度の付き合いだった。

別々の高校に進学後は、交流ゼロ。

親しい人に断られまくって、昔の名簿を引っ張りだしたといったところだろう。

あるいは、親しい人に勧誘して嫌われたくないので、どうでもいい人を勧誘したか。

彼女との電話を切ってすぐに実家に電話をかけた

彼女と話した内容と、今後、名前を知っている同級生から電話が来ても、私が実家を出ている事は言わずに「出かけてます」で通して欲しいと伝えた。

母はとても驚いていた

何故なら小学校時代の彼女はとてもいい子で、クラスのみんなから好かれていた。

母もその記憶があったので、懐かしくなったとか好意的な理由で電話をくれたのだと信じて疑わなかったようだ。

私は少し違った。

小学校ではいい子だったが、中学では悪くはないが普通かな…くらいには感じていた。

この電話で印象は最悪になったので、私の中で彼女は

いい人→普通の人→二度と関わりたくない人

のような、最悪の変化を遂げた。

もしどちらかが私立中学に進学するなどして、小学校卒業以来の電話だったとしたら。

彼女の印象はいい子のままで、もしかしたら会いたいと思ったかもしれない。

そして出向いた先には彼女の他に口の上手い仲間もいて、あれこれ勧められて洗脳されるか断り辛くなるかして、後々後悔する結果になっていた可能性もある。

簡単に稼げる副業なんかないし、稼げる人がいるとしてもごくごく一部。

よくわからない話は関わっちゃいけない。

特に私の様に断る自信のない人は、会っちゃいけないなと思う。

お盆が近づいてきた。

学生も社会人も、帰省で懐かしい人達と連絡を取る機会があるだろう。

何でも疑ってかかるのは悲しいかもしれないが、昔いい人だった人が今もいい人とは限らない。

気をつけつつ、楽しい夏休みを過ごしていただきたい。

1食分の食費

正確なタイトルは失念したが

「年金生活者のための100円おかず」

みたいなタイトルの料理本があった

読んでないのでどんなおかずか不明だが「年金生活者のため」とあるので高齢者好みのおかず？

それか、少ない年金で暮らす上での慎ましく質素な内容か。

1つのおかずは100円以内で作れたとしても、1食あたりどのくらいかかっているんだろう。

最近1人分作る日があったので、計算してみた。

※食材を買ったのは高くも安くもないスーパーで、特売品は使ってない。

※米と調味料は除く。

①焼きそば（麺・豚肉・キャベツ・玉ねぎ・しめじ）309円

　レタス豆腐サラダ　62円

　合計　371円

②焼鮭　239円

　小松菜おひたし　34円

　豚もやし炒め　78円

　レタス炒め　54円

　合計　405円

ブログ等で見かける節約メニューに比べると高く感じるが、頑張れない人としてはこんなもんかなと…どうでしょう？

①は主食（麺）込みなので、まあまあお安い方かと。

おかず少ないけど

②は鮭を間違えて購入（5切入りのつもりで買ったら3切だった）したのでお高め

他の魚にしたとしても、魚が全体的に高いのでメインを魚にする日は覚悟が必要。

炒め物被りしてるが、食物繊維を摂ろうと思い立ち、ノンオイルで炒めたレタスを追加。

節約特集で、4人家族で1か月の食費3万円というのを見たが、どこで何を買っているのだろう。

頂き物なしの家庭もあったので、激安スーパーや業務スーパーのはしごとか？

そんなに贅沢はしてないし、時には締めて、時には欲望に忠実に、無理なく節約したい。

お見合い未遂②

アラサーの頃、うっかりお見合いしそうになった話の続き。

『お見合い未遂①』

お見合い相手の「趣味特技：囲碁5段」に匹敵する趣味特技を考えている時、ふと履歴書の日付に目が留まった。

1年以上前の日付が書かれている。

私「お父さん、この履歴書古くない？」

父「大丈夫だ」

私「この人、もう結婚しちゃってるかもよ」

父「そんなことない」

しかし、これが全然大丈夫ではなく、結局お見合いの話はナシになった。

この件を父に紹介してくれた知人Ａさんは、更に別の知人Ｂさんから依頼されていた。

ＡさんがＢさんに今回の件を報告したところ

「あれはずっと前に頼んだ件じゃないか」

と怒られたらしい。

お見合い相手はお見合いの必要がなくなったのか否かはわからないが、とりあえず不成立。

古い話を有効か確認せず紹介したのはＡさんだけど、履歴書を回収しなかったＢさんにも非はあるよね。

Ｂさんには怒られ、父には謝らなければならないＡさんが少し気の毒だった。

その後まもなく夫と付き合い始めたので、お見合いは未経験のまま結婚した。

きょうだいの中に独身が1人いる。

アラフォーの頃、きょうだいは父に

「いい人いないの？〇〇はモテないの？」

と訊かれたそうな

父と最後に会った時は、そういった話もなく

「飼い犬と仲良くね」

と、きょうだいへの小遣いではなく飼い犬のおやつ代をくれたと言っていた

あれから数年、きょうだいは父の遺言？を守り、飼い犬と仲良く暮らしている。

お見合い未遂①

かつて、うっかりお見合いをしそうになった事がある。

「そろそろ結婚を考えないとなー」

これは、アラサーになっても結婚する気配のない私に、今は亡き父がたびたび発した言葉。

いつもはスルーしていたが、彼氏がいない時期に言われたので

「そんなに言うなら、誰か紹介してよ」

と言ってみた。

父は本当に知人に頼み、しばらくしてお見合い相手の「履歴書」を私の前に差し出した。

釣書ではなく履歴書。

就職の面接で登場する「履歴書」と書いてある履歴書だ。

「何かコオロギみたいな人だね」

履歴書に貼られた証明写真を見て、失礼発言をする母

私「顔なんてバッタでもコオロギでもいいじゃない」

母「そんな失礼な」

私「お母さんがコオロギって言ったんでしょ」

母「コオロギみたいって言っただけで、あなたみたいにバッタでもコオロギでもなんて…」

いや、私は顔にこだわらないという話をしたのであって、お見合い相手を昆虫に例えては

いない。

どう考えても失礼なのは母である。

責任転嫁しないでいただきたい

コオロギ…じゃなくてお見合い相手の男性は、少し年上の当時30代。

実家は地元だが居住地は離れており、全国転勤がありそうだ。

頭が良いか悪いかなら頭の良い人、文系か理系なら理系の人が就く職業だった。

履歴書の内容は名前も経歴も忘れてしまったが、１つだけ覚えている箇所がある。それは

「趣味・特技：囲碁5段」

単なる囲碁ではなく、囲碁5段。

囲碁だけなら趣味だけど、5段がつくと特技だね

ドライブとか映画鑑賞とか軽めの記載はなく、これ１つのみ。

これは私も趣味特技として英検3級とか書くべき

でも3級は履歴書に書くには弱いと聞いたような…仕事じゃなくてお見合いならOK

【長くなったので続く】

共通の話題

子持ちの中に子なし1人。

地元民の中に遠方在住1人。

多数派中心の話題になり、イマイチ入り込めない少数派になった経験のある人はいると思う。

既婚子持ち、既婚子なし、独身。

正社員、パート、専業主婦。

これらが程良くばらけている集まりがあった。

これは話題が偏らず会話が弾むのではと、期待して参加し、帰宅。

結論から言うと、薄い内容だったような

楽しくなかった訳ではない。

属性が偏らない集まりとは、多数が盛り上がれる話題があまりないとも言えた。

属性に関わらず、大勢での集まりは深い話ができない。

複数と同時に会えるメリットはあるが、全員が同じ位親しいとは限らないので話す内容を選ぶ。

サシだと深い話ができるが、全員と個別に会おうとすると日数が足りない。

人間関係の断捨離と聞くと、人間を断捨離って…と複雑な気持ちになる。

だが、時間は限られている。

付き合う人・付き合い方を厳選する必要はあるかもしれない。