愛する人と結婚しなければいけないという呪い | 古い物遊びの日々

古い物遊びの日々

日常のささやかな楽しみをつづっていこうと思います。趣味や庭の花、着物、猫など。

ドラマでパンパンがヒロインに向かって言う、お前は愛してもいない男に抱かれたことがあるかと。
私ならこう言いたい、あなたは愛する人と結婚している人がどれだけいると思っているのかと。
戦後すぐの頃はお見合い結婚が主だろう。会ったこともない知らない人と結婚しなければいけない。
親の決めた相手に文句を言えない、断ることはできない。愛していようがいまいが、結婚とはそういうもの。
恋愛結婚は動物のするようなものと思われていた。恋愛は結婚の要件ではない。
脚本家は昔の人も恋愛結婚をしていたと思っているのだろうか。恋愛に価値を置くのは現代人である。
バブル時代、恋愛至上主義がはびこっていた。不倫もOKのようなところがあった。
今の人は愛しているからといって不倫をする人を許しはしない。不倫のせいで家庭が崩壊して、ひどい目にあった人がいるのだろう。
年を取ると、恋愛という呪いから解放されるかと思った。しかし、自分より年上の男がいる限り、恋愛の呪いから解放されることはなさそう。