ときどきユーチューブでゆる民俗学ラジオを聞いている。
くだけた語り口だが、大学の授業のようで面白い。よく調べてあるし、出典も正確なようだ。
ふと感じた疑問を分かりやすく説明してくれるので、楽しんでいる。
そこで、自分でも疑問に思うことを考えてみた。どうして日本人は青が好きか?
英語では青はあまりいい意味を持たない。さびしいとか、悲しいとかを表す。
では、なぜ日本では青が好かれるのだろう。それは、身近に青いものがあったからではないか。
藍染の青を身に着け、染付の食器で食事をするのはイケていることだった。
それ以前に青い空、晴れた天気は作物の成長を助けるし、青で表現される水は米作りに欠かせない。
農業が主たる産業だった日本人には、青は豊穣をもたらすものだったのではないか。
とくに根拠があるわけではないが、藍染と白磁に共通する色から連想した。