ひかりの子・闇の子 | 闇に浮かぶトート

闇に浮かぶトート

エジプトの叡智の神「トート」★太陽神「ラー」が沈む頃、月になって闇夜を照らす

最初に「空」があってなかった


「空」は真実のひかりであった

「空」は真実の闇でもあった

区別はなかった

時間もなく空間もなかった

ただただ存在していた


真実のひかりと真実の闇は子供を産んだ

それが、闇の子とひかりの子だった

二人はうりふたつで見分けがつかなかった


子供たちはお互いにある約束をした

お互いに役割を分担した

約束が果たされるまでひとつにならないと決心した


そしてひかりと闇は分離した

今が今でないものと分離した

ここがここでないものと分離した

その結果、時間と空間が出現した


闇とひかりが全く別のものである

その新しい神話がイリュージョンのように宇宙を彩る物質を生み出した


気の遠くなるくらいの長い間

着々と準備を進めていた

そして宇宙は、ある存在の誕生を待っていた

そう、ひかりと闇を併せ持つ存在を


それは、人間であった

人間は、ひかりと闇を併せ持ちながら

ひかりと闇を別の存在であることを疑わなかった

そしてこの物質の世界こそ現実であることを疑わなかった


ひかりは物質を創り

闇は物質を壊した

壊さなければ生まれない

ただそれだけのことだった


しかしそれを見て

人間はひかりを愛した

そして闇を憎んだ


しかし人間はひかりと闇を併せ持つ存在

心の奥底では闇を憎めなかった


愛されたひかりは愛される役割を果たした

憎まれた闇は憎まれる役割を果たした

そのことがより深い分離を生んだ


人間の中にある闇は行き場を失い影となった

闇を憎むことは自分を憎むこと

闇を傷つけることは自分を傷つけること

それを教えるために苦しみという幻影を

闇は生み出した


しかし苦しみを生み出したことで

闇は更に憎まれた


苦しみは闇を否定する心から生まれる

人間は苦しむほど苦しみを導いた


ひかりはそれを癒やした

つかの間の安らぎを生み出したことで

ひかりは更に愛された


そして分離は更に断絶へと進む

時間と空間は疑いないものとなり

物質は現実そのものとなった


「あなたはひかりと闇の存在なんだよ」

という心の叫びは無視され

ひかりの存在になりたくても

自分の闇が邪魔をする

という矛盾した現実?に苦しんだ


闇は悪いものとされ

闇と戦う人が模範とされた

すべての人に闇がある真実ゆえに

戦争が避けられないものとなった


我々はひかりの存在ではない

ひかりと闇の存在である


それは決して恥ずべきことではない

ひかりの存在になろうとすることで

反対に闇の存在が大きくなる

分離が強くなるからだ


我々はひかりと闇の分離を

元に戻す鍵なのだ

そのためにどちらの要素も持っている

我々はひかりと闇を併せ持つ「真実のひかり」なのだ


ひかりの子、闇の子が協力して

このイリュージョンの世界を作った


ひかりの子、闇の子の約束

それは、子供である人間に

飽きるまで真実のひかりとは何かを味わってもらうこと


真実のひかりを知るために

真実のひかりでないものを創った


「逃げたい、壊したい、なくなりたい」

どこからか闇を望んでいる声が聞こえる

この世界を創った目的からすれば

大成功である


よく苦しめ よく学べ

苦しみも幻影であるゆえに


゜・☆:.。. .。.:♪・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・☆:.。. .。:♪

ひかりの子、闇の子は

この世界を壊さない


人間が心の底から望んだときにだけ

真実のひかりへと戻す

ひかりと闇を統合して


我々はこの世界を真実のひかりへと

アセンションすることをまだ望んでいない


だからこの世界がある

もし種明かしされても

望まないかも知れない


それでもいいだろう


「真実のひかり」は最初から最後まであり

私たちはそれを心の奥底で知っているのだから