もしも私がひとりだったら映画を観ることも、
ピザを食べることもできなかったかもしれない。
もしも私がひとりだったら感想も、
特典がなんだったかも興味がないのかもしれなくて、
心の中に「面白かったな」って言葉を閉じ込めるしかできないんだと思う。
ピザだって流石にバスで運ぶのは抵抗があるし、
そもそもピザを買うためにバスを乗り継いで行くことなんてきっとない。
少なくとも今日の出来事は「ふたり」だからできる事なのだ。
心を抉る出来事があった。
相手にも自分にも傷を付けた出来事だった。
努力はした。
でも正直いつ溶けて消えてもおかしくない努力だ。
一緒にいる幸せを噛み締めて生きていこうと思った。
それと同時に1人になった時のことも考えるようになった。
もちろん最初から考えていたこともある。
でもふたりでいることに慣れた今考える1人はとてもとても寂しいことで、
もしそんなことがあるとしたら
私の心も体も擦り傷みたいに孤独が沁みるようになる。
一人で生きていくことは心を鈍らせることでもあると私は思う。
行動範囲が狭いから欲しいものが少なくなって、
諦めることが多くなって、
ひとりで生きる身軽さの反面、
何もないことに苦しみを感じたりする。
私はそれでもよくて家を出たつもりだったのに
幸せと共に恋が舞い込んだ。
ふたりの日々は甘くて苦しくて苦くて簡単じゃない。
だから大切に大切にしなきゃいけないと思う。
私が今幸せなのはひとりじゃなくてふたりだから。
代わりにひとりでもできることを増やさなきゃ。
いつか来るひとりに耐える為に。
ふたりでいるありがたさに気付けるように。