カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き

富山県射水市在住のカレー研究家、ブロガー。ブログは15年継続中。カレーの聖地「イミズスタン」の命名者として、各種新聞・雑誌、テレビ、カレーイベントでイミズスタンをPRしています!「イミズスタン・カレーサークル(ROTI)」を主宰。

 

イミズスタン・アンバサダー

カレー探偵、やみちゃん です。

 

 

 

或る日の PUNJAB RESTAURANT 

 

 

 

或る日のイミズスタン・カレー活動は、国道8号線沿いのパンジャーブレストラン。

 


(〒939-0304 富山県射水市小杉白石120)
 

 

 

 

ホワイトボードの日替わりから、マトン系カレーを中心にがっつり堪能しました。

 

 

 


ミア君(近影)

 

 

 

 

まずはサラダ。

 

 

からのーー、、

 

 

 

探偵の食卓

 

 

 

◆ナムキーンゴーシュ Namkeen Gosht

 

 

一口目から「これは間違いない」と確信する、うま塩系マトンカレー。
 

 

 

 

シンプルな塩味ベースながら、スパイスと肉の旨みが前面に出ており、マトンがこれでもかというほどゴロゴロ入っています。
 

臭みは一切なく、噛むほどに肉のコクが広がる。

 

余計な味付けをしない分、素材の良さが際立つ一皿。

 

これは本気でうまい。
 

 

 

◆マトンチャルシー Mutton Charsi

 

 

完全に やみつき系。

(※やみだけに)
 

 

 

 

トマトの旨みとほどよい酸味が、驚くほど柔らかいマトンにしっかり絡みつき、豪快な手喰いが止まらない。


パンジャーブらしい力強さがありつつも、重たさはなく、食べ進めるほどにクセになるタイプのカレー。
 

 

 

◆マトンパラク Mutton Palak

 

 

ほうれん草は刻んで、ミキサーにはかけず、そのまま混ぜ込むスタイル。
 

 

 

 

ペースト状にしない分、ほうれん草の食感と青菜らしい風味がしっかり残っており、マトンの旨みと真正面からぶつかってくる。
 

パラク系としては珍しく、ここでも肉量は申し分なし。
 

「緑のソースに肉が浮いている」タイプではなく、肉を主役に、ほうれん草が寄り添うタイプの力強い一皿。
 

 

 

◆チャパティ Chapati

 

 

私はいつだってチャパティ派なんですー。

 

軽くて香ばしく、カレーの味を邪魔しない名脇役。
 

ナムキーンゴーシュとの相性は特に抜群。
 

 

 

◆ロティ Roti
 

 

チャパティよりも少し素朴で、噛むほどに小麦の風味が広がる。
 

濃厚なマトン系カレーをしっかり受け止めてくれる安心感。
 

 

 

◆キール Kheer
 

 

甘さ控えめで、非常に現代的な味わい。
 

 

 

 

カルダモンの香りがふわっと立ち、レーズンも入っていて地味にならない。
 

食後でも重くならず、テイクアウトにも向いているのがよく分かる完成度。
 

 

 

◆グラブジャムン Gulab Jamun

 

 

正直、甘すぎる印象が強く、これまであまり手を出してこなかったお菓子。
 

しかし、ここのは別物。
 

表面は“かりんとう饅頭“のようにカリッとし、シロップは驚くほど甘さ控えめ。
 

重たさがなく、「これならまた食べたい」と思わせる絶妙なバランス。




アシュファーク料理長(近影)

 


前から感じていたことですが、アシュファーク料理長のカレーは、パキスタン旅行中に食べたあの味と完全に重なります。
 

それはきっと、店主サリームさんが「自分の友人たちに自信を持って出せる料理」を目指し、良い材料を惜しみなく使わせているからでしょう。

 


同じパキスタン人シェフでも、たとえば“メガネ兄貴”が南部カラチ、さらにはルーツであるオールドデリーのスタイルを感じさせるのに対し、この店のアシュファークさんはパキスタンのパンジャーブ地方から北部にかけての伝統的な味を忠実に再現している印象。


「パキスタンの地方色」をきちんと食で感じたい人には、間違いなく刺さる一軒です。
 

 

国道8号、カレー・シルクロードは途絶えない。

 

 

 

やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」

 

 

 

***

 

 

 

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