おくりびと | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

普通に良かったです。

昔友人がドストエフスキーの「罪と罰」を勧めてくれて、

曰く「『文学』という単語のせいで、とっつきにくくなっているが、普通にサスペンス小説として読んだら面白い」ということだったんですが、まさにそのとおりでした。

この映画も、海外でどエラい賞を貰ってしまい高尚な作品とか構えてしまいそうですが、普通に面白い映画です。

勘違いで納棺師になったモックンが死を見送る尊さに目覚めたり時に落ち込んだり。
油断してビールなんか飲みつつ観覧しておったもんで、銭湯のおばちゃんとか、うっかり二箇所ほど涙腺をやられてしまい、私もまだまだです。

モックンもすごいが個人的には山崎努がMVP。広末涼子は腹筋MVP。

エンバーマ的なものも感じます。うちの母のときは女性納棺師だったなぁとかノスタルジー。