プライド | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

及川光博の見た目が、哀川翔に見えてしょうがない

有名オペラ歌手の娘であり、親に愛されて育ったセレブの史緒:(ステファニー)と、

貧乏で飲んだくれの母に罵詈雑言を受けて育った貧乏娘の萌:(満島ひかり)。

おたがいオペラの頂点を目指して競い合う!

ピアニストの蘭やレコード会社社長の及川光博も巻き込んで、恋の三角・四角関係もえらいことに!


よくありがちな設定(金持ちイジワルお嬢様と、そのイジワルに耐えるけなげな貧乏娘)をサカサマにするだけで、こんなに面白くなるなんて!

金で物欲は満たされているためか、ココロは清くまっすぐ純粋に生きようとする金持ち娘と、 

貧乏でこんなにも不幸だから、どんな汚い手段を使ってでも這い上がってやる!って貧乏娘。 

こんなだから、どちらのヒロインにも共感と反発を同時に感じて、いい塩梅なのです。

そしてどちらもお歌が上手です。

満島ひかりが素敵すぎ。

史緒を一撃で病院送りする怒りの鉄拳パンチといい、オペラシーンの妖艶さや怨念こもった表情とか。 

 

対するステファニーも、「NANA」の中島美嘉のように、たどたどしさが逆にキャラクターにはまってていい塩梅。 

 

原作マンガでは中性的な蘭くんは、本作品でえらい男寄りフェイスなので、女装シーンがちょとイタイかも。

ステファニーの声にノスタルジィを感じたのだが、いま思い出すと初期の鈴木蘭々みたいなんだな。 

ニホンゴトテモオジョウズデース。