マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝 | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

2006/10/

 

結局は千葉真一が全部一人で解決してます。


かつて世界征服を目論んだ平安時代の悪霊:松村雄基が復活しようとしているっ! 

和尚:倉田保昭の弟子およそ50人の武道家が「鬼封じ」の儀式に出かけるが、瞬く間に全滅。 

 

生き残った弟子:木下あゆ美は、かつて悪霊を封じた7人組の末裔を探す旅へ。

時間の都合か瞬く間に7人揃うが、これがコスプレアイドルとそのおっかけ、ナンパ師、ヤンキー娘とその妹のガリ勉、アドゴニー、と、チームワークに相当難ありな面子っぽいが、時間の都合かヤンキー娘のひとことで瞬く間に一致団結。修行開始。

7人がかりなら、という作戦だったはずなのに、いきなりバラバラに分散して各個撃破。

結局かつての7人組:千葉真一が突如あらわれて倉田保昭とのアクションバトルの後、解決

みんな同じアクションやってる仲間だから友情・絆はあるんだろうけど、映画を観ている私には、 「(ストーリ上では)無理やり突然集まった連中が、なんでこんなに簡単に連帯感を身に付ける?」という疑問でいっぱい。

瞬間瞬間を魅せるアクション畑の人が、全体を司るストーリー脚本を手がけたのかな。どうもイタイ。ギャグの入れ方とか。 せっかく背景(松村雄基の真の目的は世界征服などではなく愛する人の復活)が良いので、もっと重厚にしたりとか、 7人それぞれにもっと見せ場を作ったりとか、なんしかもうひとエッセンスでグンと良くなった気がするのだが。 松村雄基の怨霊は、なかなか耽美です。

「私なんて何にも取り柄がないし・・・」と木下あゆ美が仲間にグチるが、 トラックに派手に轢かれても、大男に後頭部をコンクリート壁にガンガン打ち付けられてもへっちゃらなタフっぷりがどう考えても取り柄だ!