ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN- | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

12歳未満は観覧注意!

剣と魔法の世界。
とあるご令嬢が冒険したい!と家を飛び出し剣士となって仲間を集めて魔物(ゴブリン)退治の旅に。
雪深い山中の魔物の巣の入り口を柵で固めて、その真正面で寒さに耐えながらテントを張って兵糧攻め作戦。
え?それむしろ自らも兵糧攻めでは?との疑念通り、水も食料も体力も信頼関係も底を尽きたころ、奇襲を受けて仲間は皆殺し、ご令嬢は散々エッチなお仕置きを受けて邪神の捧げものに。

主人公ゴブリンスレイヤー一行、ご令嬢を救出。
魔物の砦も滅ぼそうとするが、リベンジしたいのでついてくるご令嬢。
果たしてお荷物ご令嬢を抱えて魔物をせん滅できるのか…?

映画館の大画面にふさわしい派手な戦闘シーンと、憎らしいゴブリンにふさわしいスプラッターな殺し方。

ただ、魔物の城に潜入してミッションインポッシブルな隠密行動で大軍を出し抜く展開になると勝手に期待してワクワクしていたのですが、
実際は、

不意打ちスタンバイ→

ご令嬢トラウマがフラッシュバック→

ギャーギャー錯乱→

気づかれて追われる→

強行突破の力業で切り抜ける→

…の繰り返しで、盛り上がってるけど(作戦が無く)平坦な印象もありました。

尺が短いせいか、ご令嬢を連れていくことに対して「足手まといになる!」と嫌がってたエルフ娘が、特にご令嬢の活躍とか信頼をはぐぐむエピソードとか無いのに、終盤いきなり「トモダーチ」と呼んでいたのは唐突すぎて海外の土産物屋の如く安っぽいと思いました。

後から不満がたらたら出てきましたが、見どころが濃縮されていて、実際、見ている最中は楽しかったのです。