そうは言っても、貧乏生活がただ辛いだけだったわけではないのだ。

 

 

自分がそれまで、いかに無駄使いをしていたか?を知る、いい機会になっていたと思っている。

 

 

つい最近、反省したことがあった。

派遣の仕事に行き始めて収入も普通に入るようになってから、また以前のような無駄使いをするようになったと気づいたからだ。

 

金がない時には、「それは本当に自分に必要なものかどうか?」を考えるようにしていた。

 

「衝動買い」などというものは無縁のものであり、本当に必要なものを必要なだけ買う。

 

例えば、「お買い得」などのセールで、たくさん入って安くなっている商品は、要注意。

その量を消費できる期間や、本当に消費できるかどうか?を考える。

 

安くても、キャベツ1玉買って残さずに使い切ることは、一人暮らしでは難しい。

だいたい半分は捨てる結果になるので、食べられない量のものは、「お買い得」ではないと理解した。

 

 

私は以前、スーパーでは「1つだけレジに持っていく」ことができなかったのである。

「恥ずかしい」という気持ちがあり、買う必要もないものを数個加えてレジへ行っていた。

 

でも自分がスーパーのレジのバイトをするようになると、1つだけ持ってレジに並ぶ人なんて、普通にいることが分かった。

 

それに、数十円のポイントを使うとか、以前の私にはできなかったことだが、それも最近は普通にしている。

 

 

妹は、モヤシ1袋でもレジに並ぶし、自分が欲しいものだけ見て、スーパーの中をあちこち見て歩かない。

比べて私はあちこち見るのが大好きで、限定品とか新商品って言葉に弱く、ついつい余計なものを買いがち。

 

だから最近は、スーパーに入る前に買うものを決めておいて、そこの売り場にしか行かないようにしている。

 

 

見ると欲しくなる。

なので、あんなに大好きで通っていた市外のショッピングセンター数軒にも、行かなくなった。

 

 

 

化粧品もそう。

ドラッグストアコスメでも全然平気だと分かった。

 

ボディソープやシャンプーも、プチプラでOKだ。

 

「これだけは高くても仕方がない」といって買うものは、意外に少ない。

今まで「このブランドのものは絶対!」として買っていたものは、単なる無駄使いだったと知ることになった。

 

 

ランクを下げて買うことに抵抗があった私。

それは、そこに「ミジメさ」があったからだと思う。

 

でも、何でもかんでもランクを下げる必要はなく、プチプラでもいいものはプチプラを買うだけのことだ。

 

 

先日も妹と話した。

「前はマ〇ちゃんの3食入り焼きそばを買ってたんだけど、最近はイオンの安いのを買ってるよ。別に不味くもないし、普通に食べられるからね」と、妹。

 

私も同じだ。

基本的にはブランドにこだわらなくなった。

 

 

結局、テレビ無くても大丈夫。

スマホもiPhoneでなくても大丈夫。

本もメルカリで中古で大丈夫。

猫も保護猫で大丈夫。(ごめん・笑)

 

 

 

そうやって今までの自分の買い物の仕方と向き合ってみて、不必要なこだわりというか、無知ゆえの無駄使いが目立っていたことに気づいた。

 

 

お金がある時には、考えもしないで、読みもしない本や着ない洋服、不必要なサービスなどを買っていた気がする。

けど今は、ちゃんと考えて買うし、節約もできるようになった。

 

そうして学べたことは素晴らしいと思う。

 

ま、ホンネを言うなら、やはりスマホはiPhone欲しいかな。笑