かしゆかにのっちのことを報告しました
薄々気づいてたらしく
覚悟の日々だったので
あまり衝撃的ではないようです。
あ~ちゃんはかしゆかと話してる最中に
かしゆかも長くはないと思いました
きっともってあと1週間です。

かしゆかは言いました。
「私はあと3日で居なくなるよ」
取り壊しの日が3日後らしいです
とてもかしゆかは落ちついていました。
毎日業者さんがくるそうです
あ~ちゃんはかしゆかとの3日を
大切に過ごそうと3日ずっと一緒にいることにしました

3日後

取り壊しの日です
あ~ちゃんはかしゆかの隣にいます。
業者さんが働くたびに
形はなくなっていきます
同時にかしゆかも小さくなっていきます
「あ~ちゃん」
そう言い微笑んだかしゆかは消えました。
ついに1人になりました

何もせずにただ、ベンチに座って時間を過ごしました
いきなり眠くなりました。
寝ようかと思いましたが
ベンチで寝たくないので
最適の場所を探すため歩きだしました
何とも思わなかった
遊園地内のアトラクション全てがいきなり
愛しくなりました。
(ありがとう、ありがとう、頑張ってくれてありがとう)
そう思いながら歩いていたら
プレハブの小さな休憩所がありました
(あぁ、こんなとこあったんだしらなかった)
部屋に入り歩くとベッドがあり
老人が寝ていました。
あ~ちゃんはわかりました
自分は開園者の思いの塊だったんだと。
病気で動けない開園者の変わりに
遊園地を見守るのが自分だと。
(この老人が死んでしまったら私も消えるんだな)

あ~ちゃんはそこから離れ
また遊園地内を散歩し始めました。

終わり


こんな夢を見ました
2割作りましたが
話の流れを直したくらいです。
いいはなしだわ
って自分で思っちゃったw




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ある日、かしゆかの舞台に売れないアイドルが来ました
冬なのに半袖で寒そうです
暖めてあげようと暖房をつけましたが
ただただホコリ臭い。
かしゆかは落ち込みました
~♪
アイドルが歌い始めたようです
「たーいへーんだあー♪たーいへーんだあー♪」
アイドルらしい曲です
かしゆかは優しい眼差しで見てました。
(この子達には頑張ってほしいな)
そう思いました。
ミニライブも終わり帰るとき
誰もいない舞台にむかって
「ありがとうございましたっ!」
と、アイドルは大きな声で言い
楽しそうに帰っていきました。
(あぁ、なつかしい)
少し気持ちが暖かくなったかしゆかです。

同じころのっちは
レース中に他の新しい車とぶつかり
お互いに負傷してしまいました
心配するのは皆、新しい車の方。
誰も気にかけてくれません
(もっと私が速かったら…もっと私がかっこよかったら…!!!)
悔やんでも悔やんでも変わりはありません。
のっちは左の車体がへっこんでしまっています
レースにでるのは当分無理です。
(くそっ……… ………?)
体調がだんだん悪くなっていきます
ガソリンが漏れてしまっています
観客が騒ぎ始めました
嫌ですこんなことで見られるなんてカッコ悪い。
(カッコ悪い…みるな…カッコ悪い…みないで………)
意識が遠のきました。
気付けばそばにはあ~ちゃんがいました。
泣きながら抱きしめられています
動きたいのに動きません
のっちはわかりました。
(今日、私は寿命が終わるんだ)
あ~ちゃんは泣いています
あ~ちゃんの胸のなかのっちは眠りにつきました。

時間が少し戻り
あ~ちゃんは遊園地内を散歩しています
レース広場から黒い煙がみえました
急いで駆けつけた先には
黄色いレーシングカーから黒い煙がもくもくと。
(あぁのっちが遂に消えてしまう)
車庫にのっちを連れていき
目が覚めるのを待ちます
待ちます

待ちます

待ちます

起きません。
涙が溢れました
抱きしめできるだけのっちの存在を感じます
どれだけ時間がたったのでしょう
気付けばのっちは鉄のかたまりになっていました
(ありがとうのっち。開園当初からおつかれさま)
あ~ちゃんは静かにその場を離れました。

続く


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ここは遊園地
新しくない古びた遊園地。
そこには
のっち、かしゆか、あ~ちゃんがいました。

のっちは黄色いレーシングカーです。
遊園地開演当初からいて
型は一番古く性能も劣ってきています
毎日レースがありますが
いつもぶっちぎりの最下位
観客からは笑われけなされ罵声を浴びされます。
かしゆかもあ~ちゃんものっちを慰めます
のっちも諦めません。
きっとまた1位をとってみせる
その思いと裏腹に自分の寿命を薄々感じてきています。

かしゆかは古びた舞台。
開演当初は華々しい演劇や演奏を支える舞台でしたが
最近じゃ売れないマジシャンや
無名のアイドルしか使いません。
開演当初は満席、拍手喝采で人々の笑顔をみてきました
なのに今じゃ見る人だってほとんどいません。
かしゆかに頭痛が起きると
舞台の照明の調子が悪くなります。
いえ、逆です
照明の調子が悪いとかしゆかに頭痛が起きるのです
かしゆかだって失敗や不具合なんて嫌です
また、人が集まってきてくれたらいいな
そんな思いと裏腹にもうすぐ取り壊しになることを知ってしまいました。

あ~ちゃんは気づいたら2人といました。
もうすぐ2人は消えてしまうことも
なぜだか知っていました。
2人と一緒にいたいから
守ることを決意しました
のっちの手入れもあ~ちゃんがやります
錆び付いてしまった黄色いレーシングカーだって
手入れをすれば改善されます
かしゆかの手入れもあ~ちゃんがやります
照明のネジが緩まっていたら締めますし
舞台の床だって拭きます
のっちもかしゆかも
「いつもありがとう」
毎日言います。
あ~ちゃんは2人の笑顔を見れる
それが堪らなく幸せでした。

続く

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