AIに描いて欲しい絵を指示したら、様々なタッチで描いてくれる「画家AI」が誕生した。
 
 

ただ、「浮世絵風のモナリザ」は上手く描けなかったという。

 

つまり、「未来をテキスト(言葉)から推定するのは難しい」とオムロンサイニックエックスの牛久氏は、AIの弱点を引用記事の中で指摘している。

 

同氏は、「『常温のアイスクリームを描いて』と指示しても、アイスが溶けるということは分かっていない」と同記事の中で言う。

 

 

ここまでの話で分かることは、要は端的に言えば、今のAIのレベルはまだそこまでということだ。

 

 

AIに職を奪われるとか、AIに人間が支配されるとか、まあ数十年先はシチュエーションによってはあり得なくもないかもしれないが、あくまでAIの進化は漸次的で、それを操るのは人間なのである。

 

 

あまりSFロボットの世界のように考えるのは現実的ではない。

 

 

画家AIなら絵を描くことにおいては、定義付けし、プログラミングする人間の発想力や規定力によっては、人間が思い付かない発想の絵に行き着く時も来るかもしれない。

 

 

でも画家AIが、将棋棋士より将棋を上手く指すことはないのである。

 

 

つまり、絵も上手くて、将棋も指して、会社員の仕事も奪って、人間を支配してなんて、そんなスーパーマンみたいなAIができることは、まあ数百年先なら分からないが、今すぐ起こることはあり得ない、それくらいの隔たりがある。

 

 

もちろん、部分部分の単純計算能力が必要とされる仕事や作業では、人間よりAIに任せた方が良い分野はたくさん出てきているだろう。

 

ただ、その演算処理装置(CPU)を扱うのは人間だという原点に却って、それを仕事にどう生かすかという点で、人間には無限大な仕事の創造のチャンスが生まれていると、むしろ考えられるだろう。

 

 

 

今日もチャチャっとAIが言ったわ!

 

 

 

・・・だったとしたらどうだろう(笑)