✰。*☽ 退職届提出まであと244日 ✰。*☽

 

千葉に行ったので、昔住んでいた町に立ち寄ってみました。

上京して12年住んでいた町。

24時間営業のスーパーや書店、100均など必要なものは何でも駅の周りにありました。

住まいは駅から徒歩2分の好立地で、いくつも内見した部屋の中でとりわけ輝いて見えた、清潔感があり静かなところでした。

愛着を持っていたので引っ越す理由は無かったのですが、311を契機に職場の近くに移りました。

 

今、立ち寄ってみると、とても退屈な町です。

何かを求めて彷徨っていた私の記憶が蘇ります。

落ち込んだ気分を立て直すため、スーパーの園芸コーナーで植木を物色した日の事。

本屋で立ち読みし、仕入れた情報を試してはことごとく失敗した日々の事。

よく考えたら周囲に公園が全くなく、散歩に出かけても面白いものはなかったな~。

 

引越した時は後ろ髪をひかれる気持ちでしたが、今振り返るとあまりよい思い出はありません。

そういえば、当時母親に「40過ぎた娘が一人であんなところに住んでいるのは不憫だった」と言われました。

客観的に見たらお粗末な状況だったのでしょうが、自分では気づきませんでした。

早めにその町を出ていたら、別の展開があったかもなーって感じたのです。

 

自宅に戻り、エントランスの豪華さにビビりました。

当時とはあまりに環境が違いすぎます。

今の生活にとても満足していて、これ以上の生活は送れないと思っています。

でも、引越してみると意外に新しい扉が開くのかもしれません。