✽*.。 退職まであと686日 。.:*・゚✽
合唱サークルに参加しており、昨晩は練習日でした。
練習曲は先生が選定しており、お馴染みの歌から初めて聞く曲まで様々。
その中でも想い出深く、最も情景が蘇るのがスピッツ「空も飛べるはず」です。
どこまでも続くアフリカの草原を男女4人でドライブしながら歌った曲。
20代終盤、私は青年海外協力隊員としてアフリカに居ました。
日本の曲を歌うのは何よりもストレス発散で、誰かが持ってきたカセットを流しながら皆で合唱しました。
”スピッツ最高!”って言いながら。
帰国を控えていたので、2000年の後半だったでしょうか。
この時、既に懐メロだった歌の合間に「日本に帰ったら無職だし独身だし、私の人生どうなっちゃうんだろー」って思いながら、車窓を眺めていました。
奇しくも、この曲が主題歌のドラマ「白線流し」2001年10月のスペシャルで、長瀬智也演ずる渉が青年海外協力隊に参加しました。
日本に戻っていた私は、その出国シーンを一人泣きながら見た記憶があります。
制服を着て成田空港を出発する時のなんとも言えない高揚感
もう2度と経験できないんだろうなぁ
あれから20年以上経過しましたが、その後の人生は、心配していたほど酷いものではありませんでした。
一方、もっとワクワクドキドキする事が待っているに違いないという期待もあったのですが、今のところそれもありません。
アフリカでの2年間は、幸運にも52年の人生で最も強烈な時間であり、不幸にも超えられない壁になっているようです