みなさんどうもこんばんは

季節の変わり目ですがいかがお過ごしでしょうか。

秋の夜長は何かとノスタルジックになるのは私だけでしょうか

あぁそうですか・・私だけですか

 

そんな事はさておき、今回はまずこちらの動画を見て頂きたいのです。

はい、この1600万回も再生されている動画は、90年〜00年までのミリオンヒット曲を集めたものです。

今回はこの動画を見て、私が個人的に感じた事をつらつらと書いていきたい所存でございまする。こんなブログを見ている物好きな皆さんの意見と重複する部分もあるかもしれませんが、温かく見ていただけると幸いです。

 

90年・・・意外にもミリオン突破した曲がわずか4曲。そしてダブルミリオンを記録したのはKANの最後に愛は勝つの1曲のみ。調べた所この曲は、最高視聴率20.4%を記録した邦ちゃんのやまだかつてないテレビと言う人気TV番組の挿入歌となった事で人気になったそうです。テレビと言うメディアが当時いかに影響力があったかが伺えますね。

91年・・・ミリオンヒットを記録した作品は全11曲、そのうちダブルミリオンを記録したのが2作品、小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」CHAGE&ASKA「SAY YES」です。B'zが11位と8位そしてASKAはソロ名義の曲でも6位に入っています。この年もTV特にドラマタイアップの影響力が非常に強かった事が伺えますね。258万枚売り上げた「ラブ・ストーリーは突然に」282万枚売り上げた「SAY YES」どちらもドラマタイアップです。3位の槇原敬之「どんなときも」が166万枚ですからこの2曲がいかに圧倒的だったかを示しています。

92年・・・ミリオンヒットを記録した作品は18作品。その内ダブルミリオンを記録したのが、米米クラブの「君がいるだけで」1作品のみで、売り上げがなんと289万枚!!!90年代前半のトレンディドラマブームの中、フジテレビ系ドラマ『素顔のままで』のテーマソングに起用され、ドラマが高視聴率だったことが本作のヒットに繋がりました。やはりドラマとのタイアップは影響力が大きいんですねぇ。そしてこの時代もB'zは安定して作品がランクインしています。

93年・・・ミリオンヒットを記録した作品は18作品。92年に中山美穂とのコラボ曲「世界中の誰よりきっと」で注目されたWANDSがこの年も脚光を浴びる様になり、「時の扉」と「愛を語るよりくちづけをかわそう」がランクインしています。この年はZARDも強いですね。「揺れる想い」と「まけないで」の2作品ランクインしています。THE虎舞竜のロードもこの年で199万枚ですね。そして相変わらずのB'zの売れ具合。「裸足の女神」と「あいのままにわがままに僕は君だけを傷つけない」の2作品ランクインです。ダブルミリオンを記録したのは2作品で、藤井フミヤの「TRUE LOVE」とCHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH」チャゲアスはやはり強いです。

94年・・・この年のミリオンヒットはなんと24作品。シャ乱Qの「シングルベッド」や家なき子の主題歌「空と君とのあいだに」などがこの年ランクインしています。この年のダブルミリオンは2作品で、篠原涼子と小室による「いとしさとせつなさと心強さと」とMr.Childrenの「tomorrow never knows」です。この年はミスチルが特に強かったのですが、TRFと篠原涼子がランクインしている事から分かる様に、ここから小室全盛の時代が続きます。

95年・・・この年のミリオンヒットは26作品。CDがバンバン売れてた時代って感じがしますねぇ。FIELD OF VIEWの「突然」やスピッツの「ロビンソン」がこの年です。小室哲哉が曲を出せばミリオンとも言えるくらいバンバンランクインしています。ただ、こんなにもミリオンヒットがあるのにも関わらず、ダブルミリオン作品はわずか2つ。H Jungle with Tの「WOW WAR TONIGHT」とドリカムの「LOVE LOVE LOVE」です。やはりこの年は小室哲哉の勢いを感じますね。

96年・・・私が生まれた96年。この年はミリオンヒットを記録した作品が24作品。依然として安室ちゃんや小室ファミリー、ミスチルの勢いがすごいです。スラムダンクのEDになったZARDの「マイフレンド」(個人的に好き)やジュディマリの「そばかす」PUFFYの「アジアの純真」等がこの年ですね。

この年のダブルミリオンは2作品。globeの「DEPARTURES」(228万枚)とMr.Childrenの「名もなき詩」(230万枚)です。やはり小室とミスチルが強い・・・

97年・・・この年のミリオンヒットは15作品。小室ファミリーの曲が依然と多くランクインしてますね。ただ、この年はミリオンヒットの作品が減っただけでなく、GLAYやKinKi Kidsの曲がランクインしている事が注目すべき点です。大きな流れが生まれた年でもありました。

この年のダブルミリオンは、安室ちゃんの「CAN YOU CELEBRATE?」(229万枚)のみ。いやぁ安室ちゃん強いですね。

98年・・・この年のミリオンヒットは17作品。何を隠そうこの年は、いわゆる「GLAY派?ラルク派?」っていう会話が学校で繰り返されていた時代と言えるでしょう。GLAYの楽曲だけでなく「HONEY」や「火葬」などのラルクの曲がランキングに入ってきています。後ブラック=ビスケッツの「タイミング」が発売されたのもこの年ですから、ブラビ派とポケビ派で分かれていた時代でもありますね。

さて、この年は前述の事だけでなく、更に大きな出来事がありました。そう、宇多田ヒカルが当時15歳で「Automatic」を発表し、1位になった年です。徐々にCDが売れなくなっている中で、ダブルミリオンを記録したのが、この1作品のみです。(ちなみに2位はGLAYの「誘惑」とSMAPの「夜空のムコウ」で162万枚)当時の音楽業界にとっていかに衝撃的な登場だったかが伺えます。小室哲哉全盛の時代がこの年で終わったと言われており、様々な変革が起こった年でした。

99年・・・この年のミリオンヒットは13作品。浜崎あゆみと宇多田ヒカル、そしてGLAYとラルクが人気を博していた中で、モー娘。の「LOVEマシーン」が164万枚を記録して、ランキングに入ってきます。当時のモー娘。の曲って誰でも口ずさめるくらい聞こえてきたもんなぁ。宇多田ヒカルでもダブルミリオンに届かなくなる程CDがだんだんと売れなくなっている中で、ダブルミリオンを余裕で突破した作品が1つだけあります。それが・・・「だんご三兄弟」です!!

はい、では最後行きましょうかね。

2000年・・・この年のミリオンヒットは12作品。「慎吾ママのおはロック」やMISIAの「Everything」SMAPの「らいおんハート」などがこの年ですね。依然として浜崎あゆみと宇多田ヒカル、GLAYとラルクは強いです。

この年のダブルミリオンは2作品。福山雅治の「桜坂」(229万枚)とサザンの「TSUNAMI」(291万枚)です。TSUNAMI売れすぎぃ・・・

以上が90年代から2000年までの大まかな流れになります。

総評

・ドラマやTV番組とのタイアップが非常に大きかった時代であり、そういったタイアップがあれば売れると言っても過言ではない時代であった

・CDがバンバン売れる時代ではあったが、それぞれのアーティストが個性的な楽曲を提供していた

・全体的にB'zとミスチルは安定して人気がある(ミスチルに関しては、ノンタイアップ曲で売り上げ一位の記録を持っている)

・この時代に活躍したアーティストの影響は、様々な文化に影響をもたらしており、今のアーティストにも強く反映されている

かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

これからも不定期できままに更新していきます。

僕も購入したこの本に今回の事だけでなく、今の音楽業界の事まで事細かに分析されているので、よろしければチェックしてみて下さい。非常に面白かったです。