昨日、古河市の大行院様(建立中)の依頼により、新しいお寺のための地鎮鎮壇法じぢんちんだんほうを修しました(写真・左が筆者)。

 

 

真言密教のお寺を建立する場合は、必ず地鎮鎮壇法を修し、大壇や護摩壇の下に地天ちてん(土地中心の神様)への宝瓶ほうびょう五色玉ごしきだまを、また八方天はっぽうてん(八方の神様)への輪宝りんぼう独鈷杵とっこしょという法具を埋め、五穀粥ごこくがゆを献じなければなりません。ただ、仏具店で簡単に買える法具ではありませんし、修法を伝承した阿闍梨あじゃり(真言密教の導師)も少なくなりました。

昨日は私が導師を、法友が正鎮師しょうちんし(副導師)を、あさか大師の弟子僧2名が承仕じょうじ(役僧)となって、無事に奉修を果しました。一同が貴重な体験をさせていただきましたことに御礼を申し上げますと共に、大行院様の寺門興隆をお祈りいたします。